story287 「長女の通信簿」
僕がそう言うと他のメンバーたちは、全員すごく頷いていた。
「それに処女を卒業しようと焦ったせいで、初めての体験が、残念な思い出になる可能性だって少なくありません。そのためその女性自身が、本当にえっちをされたい又は、えっちしたいと思う男性と体験することを僕は、すすめたいと思います。また僕は、処女は決して悪いことではないと思ってるため気にする必要もなければ、怯える必要もありません。少し長くなってしまいましたが、本当に好きな男性が見つかった時に処女を卒業する形が一番だと思っておりますし、是非そういった流れになる女性が増えてほしいと思っております。これが結論ではないでしょうか」
すると友華がこう言った。
「優くんの話を聞いてると、自分が処女であることついて気にしなくて良いかなって思えるようになってきたよ」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。それに一番したいと思う男性とするのが、一番だからね」
こうして今回は、過激なテーマではあったが、なんとか無事にガールズトーク討論会は終わったのであった。
そして次の日、僕と羽衣ちゃんは、1学期が終わったため娘の奈由と友美を部屋に呼んでいた。
「なーちゃん、1学期お疲れ様」
「ありがとう!お父さん。なんとか休まずに学校に行けたよ」
「友美も幼稚園お疲れ様」
「ありがとう!お父さん」
友美がそう言うと羽衣ちゃんが、奈由にこう言った。
「友美は、幼稚園だから無いけど、奈由は通信簿と言うのはもらわなかったかな? 」
「もらってきたよ!ちょっと待ってて、ランドセルから取ってくるから」
そう言ってから奈由は、部屋に置いてあるランドセルから通信簿を取り出して、戻ってきた。
【通信簿の解説】
通信簿とは、児童・生徒各自の学業成績・身体状況・行動状況などを記入して,学校から家庭に通知するための書類の事を意味する。通知簿・通知表とも言われている。
最近では一部の小学校では、成績の付け方を和らげてあゆみと言う名称で、実施しているところもある。
「通信簿あった? 」
「あったよ!これだよね。色々書いてあるみたいだけど… 」
そして羽衣ちゃんは、僕にも通信簿を見せてくれてから、羽衣ちゃんは奈由にこう言った。
「奈由、これってCからAの三段階なの? 」
「うん。そうみたいだよ!先生が終業式の時に言っててAが一番良いからって」
「そうなんだね。奈由、すごいじゃん!優くん、みてみて!全部B以上で、算数と国語と生活科なんてAだよ! 」
【生活科の解説】
生活科(生活)とは、小学校の教科の一つである。具体的な活動・体験を通して身近な社会や自然との関わりに関心を持って、生活に必要な技能・習慣を身につけるための学科である。
ちなみに小学校3年又は4年くらいからは、生活科と言う教科が無くなる代わりに、一般的な教科である社会と理科が始まっていく。




