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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン1 〜Strawberry spring〜
27/302

Story26「急展開」

 「あの‥トイレに行きたくなってきたんだけど、この選んでくれた下着買うからトイレで履き替えてきても良いかな? 履いている下着が気持ち悪いから」



 「それなら白色の下着は、川西さんがトイレから出てくるまで預かっておきますが‥ 」



 「下着についてるタグはトイレから戻ってきてから切るからダメかな? 」



 「分かりました!それではトイレで履き替えてきて良いですよ」



 「ありがとうございます!それじゃ、ちょっと行ってきますね」



 僕は、ファンである川西さんに逢えている上に近づけていることに興奮していた。



 やっぱり川西さん可愛くて清楚で最高だね!



 そして数分後川西さんが戻ってきた。



 「お待たせ致しました!それじゃちょっと更衣室に来てくれないかな? 」



 「はい! 分かりました」


 そして川西さんが更衣室に入ろうとすると小さな声で言った。



 「南川くんもちょっと入って… 」


 「そ、それは出来ないですよ! 」



 「タグの外し方が分からないの…私、基本的に店員さんにタグ類は切ってもらっていたから‥ 」


 「分かりました。それでは特別に失礼させて頂きますね」



 そして僕は、川西さんの下着についているタグを外すために一緒に更衣室に入る。



 「それじゃ少しスカート捲るからその間についているタグを切ってくれるかな? 」



 「分かりました! それでは失礼致しますね」



 すると川西さんは、顔を真っ赤にしながらスカートをめくりあげていき、僕は、その間についているタグを切り離したのだが、思わぬものまで少し透けていた。


 「終わりましたよ! 」


 「ありがとうございます! 」



 「ただこれは違うものにした方が良いかもしれませんね」



 「あっ、やっぱり少し透けていたんだよね?

アイドルなのに私、ダメだよね」



 すると川西さんは、いきなり泣き始めた。



 「そんなことないよ! むしろ僕は興奮してしまってますから」



 「そうなの‥ 最近イベントやライブで忙しくて時間がなかったの」



 「大丈夫だよ!僕は、これからも川西さんの事好きだし、ファンだから! 」



 すると川西さんは、いきなり泣きながら抱きついてきた。



「ちょっと… これは僕がおかしくなっちゃうから」


 「少しだけこうさせて‥。泣いてるところ見られたくないの」


 

 「分かった!良いよ」



 それから川西さんは、5分ほど僕に抱きついてから元に戻った。



 「いきなりごめんね…

ついに優しい言葉に我慢できなくなってしまったから… 私、この下着が良いからこれで靴下と一緒に会計してくれないかな?それと私のこと、愛理って呼んでくれないかな?

私も南川くんのファンになっちゃったから… 」




 「分かった!それじゃ愛理ちゃん、僕の事は優で良いよ」



 「ありがとう!優くん! 」



 「こちらこそありがとう!それじゃ会計致しまして全部で550円になります」



 「それじゃ電子マネーのAICAあいかでお願いするね」

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