story239 「見せてくる」
「うん、分かった!お父さんとお姉ちゃんが、そう言うなら今回は許してあげようと思う」
友美のその言葉に僕と奈由が頷いてから僕は、友美にこう言った。
「友美からしたらこの事を許すと言うのは、すごく大変なことだとは思うけど、違った考えをすると今の段階では本格的ないじめでは無さそうだからね」
僕が友美にそう話すと奈由が頷きながらこう言った。
「確かにお父さんの言う通りだね!嫌がせって分かるようなスカート捲りとかだと、すごく腹立つもんね」
「その場合は、僕が友美や奈由でも間違っても許せないよ! 」
すると友美がいきなり僕の方に近づいてきてスカートを捲りあげてきてくまの柄がついた白い下着を見せながらこう言った。
「あたし、お父さんの前ならいつでもパンツ見せられるんだけどね! 」
「友美、いきなり何してるんだよ!誰もそんなこと聞いてないから」
「別に全部脱いだって良いんだよ! 」
「友美、変なこと言わないでよ! 」
僕が顔を赤くしながらそう言うと奈由もスカートを捲りあげてきてピンク色の下着を僕に見せてくる。
「それならお父さんわたしのパンツ姿の方が、ドキドキしちゃうよね? 」
「奈由までそんなことしないの! 」
「お父さん、恥ずかしがらなくて良いんだよ!わたしだって女の子なんだから」
「友美、変なこと言わないの! 」
こうして僕は、友美の悩みを聞いてあげてから娘2人の下着姿を見てしまったのであった。
それから3日後の夕方、4月から5月になっておりゴールデンウィーク期間中だが、休みがなくて忙しいメンバーもいるため、みんなで何処かに出掛けるのは難しい状況であった。
しかし今日は、神戸スタジアムで望月勝投手が在籍している『神戸ドリームベイスターズ』と元いちご荘メンバーでもある新道レオンちゃんが在籍している『佐世保ミスターズ』との交流戦が行われるため夜の5時45分すぎには、中央部屋にメンバーのみんなが集まっていた。
そして全員揃ったのを瞳さんが確認してからテレビをつけてCS放送のチャンネルに合わしていく。
「みんな、そろそろ始まるからね! 」
すると美憂姉が瞳さんにこう言った。
「そう言えばみんなで野球中継を観るのって7年前にドリームベイスターズが出場した時の日本シリーズ以来じゃないでしょうか? 」
「確かにそうだね!あの時は確かドリームベイスターズが日本一に輝いて巻き寿司が激安になって、いちご荘では巻き寿司パーティをしたね!それにしても新道さんも今ではスター選手になってるからね」
ちなみに新道レオンちゃんは、いちご荘を出てからプロ野球球団である長崎にある『佐世保ミスターズ』で捕手として入団し、1年目は一軍での試合は、守備では活躍したものの88試合に留まり打率も2割1分・本塁打3本・26打点と思うよな結果を残せず苦しんていた。




