Story236「ごほうび」
「羽衣ちゃん、こんなところで言わなくても良いのに… 」
「だって大好きだもん! 」
羽衣ちゃんが恥ずかしそうにしながら言うと、すみっちと友華が入り込んできたこう言ってきた。
「私だって、優くんのこと大好きだし常に抱きたいって思ってるよ! 」
「私も純子ちゃんと同じで、優くんに抱きつきたいんだよ! 」
「2人とも討論のテーマからずれてるから! 」
僕が友華とすみっちの2人にそう言うと、美憂姉が僕にこう言ってきた。
「それなら今から一人ずつ順番にみんなで、優くんを抱きついたら良いんじゃないかな?別にえっちするわけじゃないんだし、別に問題ないと思うけど… 」
「えっちな事をするわけじゃないって言っても僕は、羽衣ちゃんと結婚してるから… 」
「あっ、そうだったね。そこは、私たちは優くんの幸せのことを考えてあげないといけないからね。変なこと言っちゃってごめんね」
こうして約7年ぶりに開催されたガールズトーク討論会は、色々ありながらもなんとか終わったのであった。
そしてその夜、寝る時間になったため僕が寝ようと布団の中に入ってから、起こしていた身体を寝かせていこうとすると、羽衣ちゃんがいきなり白い下着一枚で上半身素っ裸で抱きついてきたのだ。
「う、羽衣ちゃんいきなり下着一枚で、何してるんだよ! 」
僕が顔を赤くしながらそう言うと羽衣ちゃんは、普通にこう言った。
「何って優くんにあたいのおっぱいを見せながら抱きついてるんだよ! 」
「他の人とか、奈由とか友美が部屋に入ってきたらどうするの? 」
「それなら大丈夫だよ!あたいがちゃんと2人を寝かせてきてから今、ここで上半身裸になってるから! 」
「だからって別にそう言う格好をしなくても良いと思うんだけど… 」
「とか言いながらあたいのおっぱい見てるじゃない! 」
「それは、見てると言うか目に入ってくるんだよ。そりゃ羽衣ちゃんのおっぱいは、すごく魅力があるから好きだし、えっちな事だって考えちゃうけどね… 」
「正直に言ってもらえると、やっぱり嬉しいね! 今日は、討論会の時にちゃんと言ってくれてありがとう! 」
「そんなのぜんぜん良いよ!それに僕は、羽衣ちゃんの夫なんだから、そのくらい当たり前だよ! 」
「あたいは、てっきりあのまま優くんが、断りきれなくて、他のメンバーのみんなが優くんを抱きついていくのかなって思っていたからね。でも優くんが、ちゃんと言ってくれた時すごく嬉しかったし、すごく男らしいなって思ったの!だから今日は、優くんにごほうびをあげたいなって思ったから恥ずかしいけど、こんな格好してるんだよ! 」
「羽衣ちゃん… 抱き締めたくなったから抱き締めても良いかな? 」
すると羽衣ちゃんは、顔を赤くしながらこう言ってくれた。
「そんなのぜんぜん良いに決まってるじゃない! 」




