Story23「深夜に」
「優くんの話は聞いてるだけで美憂の言う通り、胸がきゅんきゅんしてくるよ!やばい!優くんに惚れそうだよ」
すると回りの女の子は、瞳さんをじっとにらんだ。
「みんなして急に怖い顔しないでよ! 」
こうして色々ありながらもガールズトーク討論会は無事に閉会し、メンバーのみんなは、自分の部屋に戻っていくのであった。
そしてその日の深夜に僕が寝ているとおかしな感覚がしたので目を覚ましてみるとそこには、なんとさっちゃんが乗っかっていた。
「さっちゃん…いきなりこんな時間にどうしたの?」
「ちょっと昔の嫌な夢を見て、おしっこに行きたくなって怖いから‥ 」
「それじゃ一緒にトイレまで行こうか」
「優くんがついて行きたいなら別に良いわよ」
僕は、この時相変わらずのツンツンぶりと思ったのだが、たまに突っ込まない選択をしてみることにした。
「うん、ありがとう」
「なんで、いつもみたいに突っ込まないのよっ」
「僕は、さっちゃんの力になりたいから」
「ふーん、まぁ優くんは、怖かった羽衣ちゃんを可愛い女の子に覚醒させてしまうくらいだからほんとすごいよね」
「そんなことないよ! 確かに命がけではあったけどね… それじゃ今からトイレに行こうか」
「うんっ… 」
そして僕は、さっちゃんのトイレに付き添っていきトイレの前まで辿り着いた。
「それじゃ僕は、ここで待ってるから行ってきてね」
「うん…待っててよねっ」
さっちゃんは、トイレに行って5分ほどすると出てきたのだが、なぜかズボンを脱いでいた。
「ち、ちょっとどうしたの? 」
「ちょっとだけ甘えたいからこのまま優くんの部屋で甘えて良いかな? 」
「うん、別に良いけど‥ 」
それから僕の部屋に戻って鍵を閉めるとさっちゃんは、いきなり僕に抱きついてきた。
「ついてきてくれてありがとうねっ! 」
「うん、良いよ… さっちゃんのためなら僕は、なんでもするから」
「優くん… 」
するとそのまま僕をゆっくりと押し倒して上に乗っかってきた。
「さっちゃん…いきなり何するの? 」
僕が質問しようするとさっちゃんは、僕の口と両ほっぺたにキスをしてきた。
「こんな私のために優しくしてくれるなんて嬉しいし、好きだよ」
「さっちゃん‥ 僕もだよ。 すごく可愛いね」
するとさっちゃんは、息を漏らしながら僕の口に10回くらいキスを続けた。
「私ばかりおかしくなってずるい… 優くんもキスしてよねっ」
「うん、それじゃ‥」
僕もさっちゃんの口にキスをするとさっちゃんの表情はものすごくうれしそうだった。
するとさっちゃんは、横になりながらこう言った。
「私ばかりおかしくなってきたじゃん。 たまには、優くんから甘えたりキスとかしてよねっ」
「うん、分かった! 今度は僕から誘うよ」
それからさっちゃんは、ズボンを履いてから僕の隣で眠りについた。
僕は、さっちゃんの寝顔を見ながらこう思った。
さっちゃんって普段は、ツンツンしてる分、急に甘えられたりキスされるとすごくドキドキしちゃうな。




