story228 「7年ぶりの夜」
そして夜になっていき、僕が部屋で少し休んでいると、羽衣ちゃんが話しかけてくれた。
「そう言えば優くん、他のメンバーはどうだった?やっぱり純子ちゃんと友華ちゃん、すごく成長していたでしょ? 」
「まぁ、成長はしていたね! 」
「あたいも2人に挨拶してきたけど、すっごく可愛かったもん。優くんが、2人の方に気持ちが揺るがないか心配だよ」
「それなら大丈夫だよ! 」
「ほんとに?まぁ今のあたいは、優くんの妻だから、そうなる前に縛れば良いだけだから大丈夫だね! そう言えば瞳さんから聞いた話では、佳乃ちゃんはプロレスラーで活躍してて寮生活してるから今は、いちご荘に戻ってくるのは難しいみたいだね」
「そうなんだね。この間女子世界プロレス大会で世界女王によしりんが勝ったから、最近テレビや新聞では『佳乃ちゃんフィーバー』になってるみたいだからね! 」
「世界女王に勝ったと言うことは、女子プロレスでは、佳乃ちゃんが世界一になったって事になるもんね。ちなみに彩希ちゃんは、明日いちご荘にやってくるらしいよ! 」
「そうなんだ!と言うことは、さっちゃんが来たらよしりん以外の初期メンバーが全員揃うんだね」
「これって優くんすごい事じゃない?だって7年も経過していたら、色んな事情でいちご荘に戻ってきたいと思ってもなかなか戻れない状態や環境だったりするからね」
「確かに羽衣ちゃんの言うとおりだよね!そう言えば、奈由と友美はどうしてるんだろう… 」
「奈由と友美の2人ならメンバー全員と友達になりたいって少し前にあたいに言ってから、そのまま他のメンバーの部屋に向かっていったよ」
「そうだったんだね。2人とも元気だよね」
「そうだね!まぁ、積極的な部分は2人とも似てるからね」
「そう言えば少し前に瞳さんから入浴スケジュールの用紙をもらってきたの。ちなみに彩希ちゃんがまだ来れていないから、このスケジュールは、あくまでも今日だけだからって言ってた」
「そうなんだね!どれどれ、どんな感じになってるんだろう… 」
羽衣ちゃんは、スケジュール表を細かく確認していく。
「羽衣ちゃん、どんな感じになってるかな? 」
「あたいは、奈由と友美の3人一緒に入ることになっているけど優くんは、他のメンバーと同じで一人みたいだね! 」
「そりゃ僕は、男だからそう振り分けられるでしょ」
すると羽衣ちゃんが心配そうにしながら言った。
「でも、優くんの時間帯に誰か他のメンバーが乱入してこないか心配なんだよね… 」
「羽衣ちゃん、それはないと思うよ!だってあれから7年という時間が経過してるんだから」
「だからこそ危ないんだよ!美憂ちゃんを除く他のメンバーは、7年ぶりの再会でおまけにお互い成長してるんだから、いつえっちな雰囲気になるか分からないわよ! 」




