story226 「7年ぶりに」
「奈由、友美、2人とも家の中に荷物が残ってないかちゃんと確認してね! 」
すると奈由が羽衣ちゃんに返事する。
「分かった!今から友美と確認してくるからね。友美、もう1回確認しにいくよ! 」
「はーい! 」
その間に羽衣ちゃんが、僕に話しかけてきた。
「優くん、いよいよいちご荘に戻る日がやって来たね」
「そうだね!まさかいちご荘が、この7年間ずっと残ってるとは、知らなかったから今でも僕は驚いてるよ! 」
「あたいも同じく驚いてるよ!美憂ちゃんや瞳さんたちも戻ってくるみたいだけど、今のあたいは、優くんの妻だから、いちご荘でもあたいは、優くんを縛るから覚悟しててね! 」
「もちろん良いよ!その代わり僕も羽衣ちゃんを縛って良いかな? 」
僕は、羽衣ちゃんに質問すると羽衣ちゃんは、すごく恥ずかしそうにしながら答えてくれた。
「そんなのぜんぜん良いよ!むしろあたいは、優くんにいっぱい縛られたいと思ってるから」
「ありがとう!羽衣ちゃん」
すると奈由と友美が戻ってきて友美が羽衣ちゃんに言った。
「お母さん、お姉ちゃんと荷物の確認を一緒にしたけど、何も残ってなかったよ! 」
「何もなかったんだね!2人とも確認してくれてありがとう!
それじゃ、2人とも引っ越し専用の車に乗って今からいちご荘に引っ越しするからね! 」
こうして僕たちは、約7年ぶりにいちご荘に戻るため専用の車で、移動していき5分後には、無事にいちご荘に到着した。
すると奈由がいちご荘の建物を眺めながら呟いた。
「うわぁ、すごく綺麗で可愛いところじゃん! 」
「ここは、お母さんとお父さんが出逢った思い出の場所でもあるんだよ! 」
「そうなんだ!すごいところにわたし来ちゃったかもしれない!友美は、どう思う? 」
「あたしもお姉ちゃんと同じで、すごいところに来ることが出来たのかなって思うよ! 」
僕は、7年ぶりのいちご荘をみながら羽衣ちゃんにこう言った。
「ついにやって来たけど、良い意味で何も変わってなさそうだね! 」
「そうだね!でも今日からまた、いちご荘で生活できるんだなって思うとすごく嬉しい気持ちになってくるよ!
よし、優くん!いちご荘の鍵をあたいが持ってるからさっそく開けてるからちょっと待っててね! 」
「うん、分かった!怪我しないように気を付けてね」
「心配してくれてありがとう!それじゃ、先に車降りて鍵を開けてくるからね! 」
そう言ってから羽衣ちゃんが先に車を降りていき、いちご荘の入り口を開けていった。
そして娘の奈由と友美が、これからのことについて話し出すと、羽衣ちゃんが戻ってきた。
「優くん、今いちご荘の入り口を開けたから今からみんなでいくよ! 」
「分かった!開けてくれてありがとう、羽衣ちゃん 」
「ううん、そんなのぜんぜん良いよ! 」
そして僕は、娘2人に呼び掛ける。




