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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン5 ~strawberry spring part2
223/302

story212 「長女と次女は」

  こうして僕たちは、えっちな話も交えながらも昨晩から今朝にかけて2人きりの大切な時間を過ごすことが出来たのであった。



  そして7時すぎになって僕と羽衣ちゃんは、娘の長女である奈由と、次女である友美を起こしに2人の部屋に移動していき僕が声をかける。



  「2人とも朝だから起きようか! 」



  しかし2人とも起きる気配は全くないため窓についているカーテンを全部開けてみるが、それでも起きる気配は全くない。



  「ここは優くん、2人の傍に近づいてキスしてあげるしかなさそうだね」



  「羽衣ちゃん、どうしてそうなるんだよ!

 2人とも本当にファザコンになったりしたらどうするんだよ! 」



  「その時は、母親でもあり一人の女でもあるあたいが責任とるから優くんは、何も気にしなくて良いんだよ」



  実は、長女の奈由も次女の友美も1年くらい前から朝が弱くなかなか起きれないのだ。

  ちなみに今までに目覚ましのアラームを大で設定してみたり、氷枕を顔の上に乗っけてみたり、大きな声をだしてみたり試してみたが、いずれも効果はなかった。

  しかしその羽衣ちゃんの提案で、娘2人の唇にキスをしてみたら2人とも快適な感じに目を覚ましてくれたのだ。

  それ以降、ほぼ毎朝僕が娘2人に目覚めのキスをする流れになっているのである。



  「それじゃ、2人がファザコンになった時は本当に羽衣ちゃん責任とってるよね! 」



  「そこはあたいに任しておいて! 」



  そして僕は、まず長女の奈由の可愛い唇に優しくキスをしてあげてから、続けて次女の友美の可愛い唇にもキスをしてあげると、2人ともゆっくりと目を覚ましていく。


  それから最初に長女の奈由が僕と羽衣ちゃんに挨拶をしてくれた。


   「お父さんお母さん、おはよう! 」



  「なーちゃん、おはよう! 」



  「奈由、おはよう! 」



  すると続けて友美が眠たそうにしながらも、僕と羽衣ちゃんに挨拶をしてくれた。



  「お父さんお母さん、おはよう」



  「友美、おはよう! 」



  「友美、おはよう!パジャマの真ん中のボタンが外れてるわよ」



  羽衣ちゃんが、そう言いながら次女である友美の外れているボタンをつけ直してあげた。


  そして僕は、長女の奈由にこう言った。



  「今日から小学校だけど、緊張してる? 」



  「そりゃしてるけど、ちゃんとJSデビュー出来るように頑張るからね! 」



  【JSシリーズの解説】


  JSとは女子小学生の略である。

  他にもJCは女子中学生・JKは女子高校生・JDは女子大学生の略で若い世代を中心に使われている。

  ちなみにあまり聞かないが、女子幼稚園児は、略するとJYだと思われる。

  「なーちゃん、変な略語使わなくていいから。無理のない程度に頑張ろうね! 」



  「うん! わたし頑張る! 」



  すると羽衣ちゃんが奈由にこう話す。



  「お母さんもお父さんも今日は入学式だから、一緒に行くからね」



  「ありがとう! 」



  「それじゃ、友美は幼稚園に行くから今からお母さんと一緒にそこで着替えようね! 」



  「うん、分かった! 」

 

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