SP4 「シュークリーム」
「羽衣ちゃん、すごく可愛い! 」
思わず僕がそう言ってしまうと羽衣ちゃんは、いきなり僕の唇にキスをしてくれた。
「優くんが、こんなところで可愛いなんて言うから、我慢できなくなっちゃったじゃない! 」
「だって羽衣ちゃん、すごく可愛かったもん。それじゃ今からシュークリーム食べさせてあげるから、お願いするね」
「うん、分かった」
すると羽衣ちゃんは、再び可愛いお口をゆっくりと開けていき、僕は恥ずかしい気持ちになりながらもシュークリームを食べさせてあげると、すごく嬉しそうな表情をしてくれた。
「羽衣ちゃん、どうかな? 」
「ものすごく嬉しい!ありがとう! 」
「ううん、ぜんぜん良いよ。羽衣ちゃんに喜んでもらえるとすごく嬉しいよ! 」
「もう1回食べさせてくれる? 」
「もちろん良いよ! 」
そして僕は、羽衣ちゃんにもう1度、シュークリームを食べさせてあげると、羽衣ちゃんは、すごく幸せそうな表情をしながらこう言ってくれる。
「あんっ、すごく幸せ! 」
「僕もすごく幸せだよ!あっ、そうだ。まだあれから指輪が買えてないんだけど、どうしよう… 」
「優くん、そんなこと気にしなくて良いんだよ。あたいは、優くんが傍にいてくれて、毎日愛し合う事が出来れば、それで十分だから」
羽衣ちゃんの優しすぎる言葉に僕は、すごく嬉しくなって可愛い唇にキスをしてあげた。
「羽衣ちゃん、大好き! 」
すると羽衣ちゃんは、すごく幸せそうな表情をしながらこう言ってくれた。
「あたいも優くんのこと大好きだよ! やっぱり優くんからのキスは最高だよ! 」
「羽衣ちゃん… でも夫婦なら指輪は必要だと思うんだけど」
「優くん、確かに指輪は魅力的なものだよ。結婚式でも指輪の交換は、あったりするからね。だけど夫婦で指輪してても離婚になるカップルも少なくないよね? 」
「そりゃ離婚になる可能性もあるけど… 」
僕がそう言うと羽衣ちゃんが、僕の人指し指に優しくキスをしてくれてからこう言ってくれる。
「と言うことは、指輪は確かに魅力的なものだけど、指輪が無いと夫婦でいられないものではないから、別にいらないんだよ」
「羽衣ちゃん… 」
「それならあたいは、毎日お互いの指にキスをし合っている方が、よっぽど上だと思うから。だって毎日指にキスをし合うと言うことは、指と唇が触れ合うって事なんだよ」
「確かに考えただけで、すごくドキドキしてしまうね」
「これからも毎日少しずつ愛を深めていこう! 」
「うん、そうだね」
この時僕は、羽衣ちゃんのことを改めて素晴らしすぎる妻であることを知った。
それから僕と羽衣ちゃんは、ゆっくり抱きあっていくのであった。
そして翌日、僕が先にお風呂に入って出てから羽衣ちゃんが、お風呂に入っている時にこんなことを考えてしまった。




