SP3 「抱かせてくれない?」
それから10ヶ月後、僕と羽衣ちゃんはマンションで結婚生活をしていた。
現在、羽衣ちゃんは、お腹の中に子供が出来ており妊婦さんになっている。
すると羽衣ちゃんが、いきなり甘えてくる。
「優くん、ちょっとだけ抱かせてくれない? 」
「もちろん良いよ! 」
「ありがとう。それじゃちょっとだけ優くんのお腹を撫でさせてもらうね」
そして僕は、恥ずかしそうにしながらゆっくりと服を捲っていく。
「うん、良いよ! 」
「優くんの肌を触りたくなったから… 」
「羽衣ちゃん、毎日一緒にお風呂に入ったりしてる時に色んなところ触ってきたりしてるじゃん」
「それはそれ、これはこれだよ。今のあたいは、毎日優くんで満たされたいと思ってるから」
羽衣ちゃんの話を聞いて僕も顔を赤くしながらこう言う。
「羽衣ちゃん…僕も羽衣ちゃんで、毎日満たされたいと思ってるよ」
「そう言ってくれてありがとう。でも優くん、もう少し積極的になってくれて良いんだよ」
「もう少し積極的にってそれは恥ずかしくて出来ないよ」
「どうして出来ないの? 」
「だって積極的にしすぎて、羽衣ちゃんに嫌われたくないから」
僕が思っていることをそのまま伝えると羽衣ちゃんは、いきなり抱きついてきながらこう言ってくれる。
「優くん、そんなこと気にしなくて良いんだよ。あたいは、優くんからもっと積極的にあんなこととか、こんなこともしてほしいの」
「羽衣ちゃん、あんなこととかこんなことってどんなことかな? 」
すると羽衣ちゃんが、すごく顔を真っ赤にしながらこう言ってくる。
「そんなの恥ずかしくて言えるわけないでしょ!でも、もっと積極的になってくれるとあたい、もっと女になれると思うの」
「羽衣ちゃんがそう言うなら僕、これから本当に積極的になってしまうよ」
「もちろん良いよ! そうだ! 優くん、今から冷蔵庫の中にあるシュークリームを食べさせてくれない? 」
「どうしてそうなるんだよ!羽衣ちゃん自分で食べれるでしょ? 」
僕が笑いながら言うと、羽衣ちゃんは、可愛い表情をしながらこう言ってくる。
「あたい、妊娠してるんだよ!ほら、妊婦の人には優しくしないとね」
「それはそうだけど… 」
「優くん、お願い! 」
「羽衣ちゃんがそこまで言うなら良いよ。でも急に羽衣ちゃんを抱き締めてしまうかもしれないけど… 」
「そんなのぜんぜん良いよ」
「羽衣ちゃんが、そう言ってくれるなら今からシュークリーム持ってくるから待っててね! 」
「うん、分かった。あたい、待ってるね」
それから僕は、冷蔵庫の中にあるシュークリームを取り出して、羽衣ちゃんが待ってる寝室まで持っていく。
すると羽衣ちゃんは、嬉しそうにしながらお口をゆっくりと開けていく。




