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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン4 ~strawberry winter~
211/302

Story207「告白〜前編〜」

「ありがとう!世界一目指して暴れてくるからね」



 続いては、そらちゃんがやって来た。



「あっ、優くん!近くでは逢えなくなるけど、アイドルハイスクールでこれからも頑張るからライブとか来れたらきてね」



「もちろん観に行くからまたライブ会場とかで会おうね! 」



 そして次は、愛理ちゃんが話しかけてきた。



  「優くんの傍にいられなくなるのは寂しいけど、諦めてないから!これからは女優として実績を積んで優くんを完璧に惚れさせて見せるんだからね」



「愛理ちゃん… これからも頑張ってね!」



「約束なんだからね! 」


すると次は、瞳さんがやって来てこう言ってくれた。



  「優くんには、娘の純子も含めてたくさんお世話になったし、すごく楽しかったよ」



  「いえいえ!僕の方こそ瞳さんには大変お世話になりました」



  「これから私たちは、娘の純子と友華と一緒に近くの家に住む予定なんだけど、まだ完全に手続きが住んでないから近くの家に住むのは、私の実家でしばらく過ごしてからにはなるけどね」



  「それは大変だね。何かあったらいつでも電話してね」



  「ありがとう!優くん。それじゃまた会おうね」



  瞳さんが去っていくと、すみっちが半泣き状態でやって来た。


  「お兄ちゃんと別れるなんて嫌だし、すごく寂しくなるからいつでも電話してきてよね」



  「ありがとう!また近いうちに電話するからその時は、楽しい会話とかしたいね」



  「そうだね! 楽しい会話をたくさんして、またいつか一緒に過ごせる日が来ることを私は願ってるから。それじゃ今までありがとう!また必ず会おうね」



  「うん、僕の方こそありがとう! 」



  すみっちが去っていくのを見てから僕は、事前に近くの公園に羽衣ちゃんを呼んでいたため急いで向かった。



  すると羽衣ちゃんがベンチで待っていてくれた。



  「羽衣ちゃん、待っててくれてありがとう! 」



  「ううん、ぜんぜん良いけど今日は最終日なのにどうしたの? 」



  「羽衣ちゃん、今までごめんね」



  「え?どうして謝るんだよ! あっ、違う女の子と付き合うことになったからとか」


  僕は、顔を真っ赤にしながらも気持ちを伝えていく。



  「ううん、それは違う。僕は、羽衣ちゃんの事が大好きです!だから僕は、羽衣ちゃんとこれから先もずっと一緒にいたいからこんな僕で良かったら僕と付き合ってください! 」


   「えっ、こんなあたいを優くんが選んでくれたの? 」



  「うん、僕は、羽衣ちゃんとこれから先もずっと一緒にいたいって思ったから」



  すると羽衣ちゃんは、下を向いて落ち込みながら話していく。



  「でもあたいなんかじゃなくていちご荘メンバーの他の女の子の方が、優くん幸せになれると思うから。それにあたいは、優くんにナイフを向けてしまった殺人未遂女には変わりないんだよ!そんなあたいが優くんに選ばれる資格なんてないよ! 」



  僕は、羽衣ちゃんを強く抱き締めながらこう言った。

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