Story194「重大なお知らせ」
「優くんとお風呂に入ってるとすごく幸せだよ」
「僕もすごく幸せだよ」
「そうなんだ!私だけじゃなくて良かった」
するとよしりんがいきなり恥ずかしそうにしながら軽く立ち出してお尻をさりげなく僕に見せてきた。
「よしりん、ちょっといきなり立たれたらお尻が、すごく見えてしまうよ」
「優くんに私のお尻を見てほしかったの。どう? 」
「すごく魅力的だよ」
「優くんにそう言ってもらえるとすごく嬉しいよ。ありがとう! これからもたまにで良いから一緒にお風呂に入ろうね」
「うん。僕で良かったらこれからももちろん良いよ! 」
「やったー!ありがとう優くん」
こうして僕は、よしりんと一緒にお風呂に入ったのであった。
そして次の日、いよいよ瞳さんからメンバーのみんなに発表する日がやって来て、みんなが中央部屋で楽しく昼食を食べ終わろうとしていた時に、瞳さんがメンバーのみんなに向かって話していく。
「実は重大なお知らせがあります。落ち着けないとは思うけど、落ち着いて聞いてください。実は、3月14日で残念ながらまだ出来て新しい、いちご荘が無くなってしまうことが決まりました。これは、市と県の共同でこの辺りに高層ビルを建設させてビジネスを広げていきたいって言うことで、前から話にはなっていたんだけど、急に先月の10日くらいに建設が決まってしまい連絡が私にきました。もちろん私は、反対ですので電話だけじゃなく直接抗議をしに行ったりもしました!しかし国からの承認も降りてるからこれは絶対だからと言われました」
すると美憂姉は、瞳さんにこう言った。
「瞳さんどうにかならないんですか? せっかく人数も増えてこれからだって言うときに早くないですか! 」
「確かに言いたいことは分かるよ!私だって嫌だからね。向こうはお金で解決しようとしていることも私は、知ってるから直接抗議しにいった時にお金は入らんからそのビジネス計画を中止してほしいことも言ってきた。しかし向こうはそれでも決定事項だから申し訳ないの一点張りだったからね」
瞳さんがそう話すと今度は、すみっちがこう言った。
「寂しくなるなぁ。これから私たちどうなるんだろう… 」
「これからは、家を探したり職場を探したりすることになるね… 」
「そうなんだね… 」
すみっちがなんとか現実を受け止めようとしているとさっちゃんが言った。
「このまま終わるのは嫌だから私、直接抗議してくるっ! 」
「さっちゃん、抗議しても意味ないから辞めておいた方がいいよ」
すると今度は、羽衣ちゃんは怒りながらこう言った。
「それじゃあたいのとっておきの刃物でそいらを脅しにいって刺しにいったら良いんじゃないかな! 」
「そんなことしたら、殺人容疑とか脅迫容疑で羽衣ちゃんが捕まるからダメだよ! みんなお願いだから落ち着いてくれないかな? 」




