Story190「今までありがとう」
そう言ってから愛理ちゃんは、歌い始める。
光るよ! いつか私たちのかけがえのない
たからもの
たからものってなんだろう
私たちは毎日考えるんだけど
答えはなかなか出てこない
どうしたらその答えは出てくるんだろう?
考えても仕方ないんだろうね
これは経験してゆく中で分かってくることだと
後に私たちは知ることになるのだ
光るよ!いつか私たちの
かけがえのないたからもの
それはお金でも無ければ宝石とかでもないんだ
辛いこともたくさんあったり
時にはぶつかることも多々あるけど
私たちにとってのたからものは、出逢えた仲間なんだよ
たからものってどんなものだろう
私たちは日々考えるんだけど
人によって違うんだろうね
どうしたらその答えは出てくるんだろう?
悩んでも仕方ないんだろうね
これは時間と共にいつか分かってくることだと
後に私たちは知ることになるのだ
守るよ!必ず私たちの
ずっとかがやくたからもの
それはお金でも無ければ指輪とかでもないんだ
辛いこともたくさんあったり
時には泣いてしまうこともあるけど
私たちにとってのたからものは、素晴らしい家族なんだよ
たからものって一言で言っても
奥が深いし、たからものの存在が分からなくなる時だって
あるかもしれない
それでも私たちは、いつかその事を思い出せるよね
光るよ!いつか私たちの
かけがえのないたからもの
それはお金でも無ければ宝石とかでもないんだ
辛いこともたくさんあったり
時にはぶつかることも多々あるけど
私たちにとってのたからものは、出逢えた仲間なんだよ
これからも…
『みんな最後まで聞いてくれて本当にありがとう! 』
すると会場全体に大歓声が響き渡る。
『アイドル☆ハイスクールとしての活動は今日で終わってしまうけど、実は現在女優としてのオファーが既に来ていてるので、これからは女優として頑張っていきたいと思いますので、これからも川西愛理を応援よろしくお願い致します。今まで本当にありがとうございました! 』
愛理ちゃんは、すごく嬉しそうにしながらみんなの前で頭を下げていくと会場からは、大拍手と大歓声が響き渡るのであった。
こうして愛理ちゃんの卒業ライブが終わっていき僕たちは、会場を出てから
感想を言い合う。
「美憂姉、愛理ちゃんの卒業ライブすごく良かったね! 」
「そうだね!今でも私、すごく泣きそうだよ」
「これからも愛理ちゃん、女優として是非頑張って活躍してほしいね」
「うん、これからも私と一緒に愛理ちゃんを応援していこう! 」
美憂姉がそう言いながら僕たちは、会場の近くにあるバス停からバスに乗っていちご荘に帰っていくのであった。
それから僕が部屋から水分補給をしに台所に行くと瞳さんがいたのだが、何か悩んでいる感じだったので話しかけてみた。
「瞳さん、どうしたの? 」




