Story189「卒業ライブ」
「そう言う見方もあるんだね。今回も色んな意見が出てきてるね」
すると美憂姉が僕にこう言ってきた。
「それじゃそろそろ今回も結論を優くんにお願いしようね」
僕は、どう言えば良いのか悩みながらもいつも通りに自分が思うことをみんなに話していく。
「うん、分かった。僕の意見としては、その相手によって異なるのかなって思ったりもするから説明が、しにくいんだけどね。例えば、女性の方がえっちな事をして欲しそうだったら男性からしてあげた方が良いだろうし、女性の方がえっちな事を男性にしたそう又は、積極的に頻繁に近づいてくるのであれば男性は、女性からのえっちを待って、女性は恥ずかしいと思うけども普段の勢いを途切れさせずに男性にしてあげる形が良いんじゃないかなって思うね」
僕がそう話すとメンバー全員、頷きながらすごく納得している様子で、友華がこう言った。
「優くんの意見は、大人って言う感じがするね」
「友華は、どうしてそう思うの? 」
「だって優くんの話を聞いてるとものすごく納得しちゃうから頼れる大人の意見だなって思ったんだよ」
「そんなことないよ!僕は、ただ思った事を話してみただけだから」
するとそらちゃんもこう言ってきた。
「あたしも友華ちゃんと同じで優くんの意見には、すっごく納得しちゃうんだよね」
「僕は、大したことは言ってないと思うんだけど二人ともそう言ってくれてありがとう! 」
こうしていちご荘恒例のガールズトーク討論会は無事になんとか終わったのであった。
それから1週間後の日曜日に愛理ちゃんのアイドル☆ハイスクール卒業公演が神戸スタジアムで行われる。
ちなみにメンバー全員で行きたかったのだが、チケットが余っておらず2枚しか手に出来なかったためメンバーのみんなを代表して僕と美憂姉で行くことになり会場に到着した。
「そう言えば僕は、休暇だけど美憂姉今日はお仕事大丈夫だったの? 」
「うん、大丈夫だよ!有給を使ってきたから」
「そうなんだ!それにしてもたくさんの人がいるね」
「愛理ちゃんの人気は、前から知ってはいたけど、ここまで凄かったんだね! 」
「そうだね。前の席みたいだから早めに座った方が良さそうだよ」
「それじゃ優くん、さっそく中に入ろう! 」
そして僕と美憂姉は、会場の中に入っていき前の席に座っていき暫くしてからライブが始まっていき愛理ちゃんが登場してくる。
『みんな今日は来てくれて本当にありがとう!以前からお知らせしていた通り私は、アイドル☆ハイスクールを今日を持ちまして卒業させて頂くことになりました。今まで今日この会場に来てくださったファンの方は、もちろんですが、チケットが取れなかった又は来れなかったファンの皆様にもたくさん支えていただいたと思っておりますし、今まで本当にありがとうございました!
今日は今から一曲ソロバージョンで歌いますので是非楽しんでください』




