Story187「最後の討論会」
「羽衣ちゃん、謝らなくて良いよ。僕の方こそ直ぐに返事が出来なくてごめんね」
「ううん、だって優くんは、あたい以外にもたくさんの子から好かれてるんだから決められなくて普通だよ。それに優くんからしたらみんなと付き合おうと思ったら出来ないことないと思うのに付き合うのは、ちゃんと誰か1人に決めようとしてるんだから気にしなくて良いんだよ! 」
「そう言ってくれてありがとう!羽衣ちゃん」
「ううん、でもまさかあたいが男に惚れて結婚したいって思う日がやって来るとは全く思っていなかったから、自分でも正直驚いてるよ」
「僕も羽衣ちゃんとこんなに仲良くなれるなんて思っていなかったからすごく嬉しいよ」
「そう言ってくれてありがとう。優くん大好き! 」
その後僕は、羽衣ちゃんと一緒にお風呂で抱き合っていった。
それからあっという間に2月の最初の日曜日がやって来る。
ちなみに愛理ちゃんは、アイドル☆ハイスクールを1月末で辞める予定だったが、愛理ちゃんの卒業公演の開催が出来るのが、開催地の都合上で1週間後の2月10日になったため愛理ちゃんがアイドル☆ハイスクールを卒業するのも2月10日に延期となったのである。
そして今年は日曜日と節分の日が重なっていて、今日は第8回ガールズトーク討論会が行われるためメンバーのみんなは、中央部屋に集まっており美憂姉がみんなに向かって話していく。
「みんな集まったみたいなので、いちご荘恒例のガールズトーク討論会 第8回を開催したいと思いますので、今回のテーマを発表します」
するとそらちゃんが不安そうにしながら小さく呟く。
「前回は、結構過激だったから今回は普通の内容だと良いけどね」
「今回のテーマは、すごく恥ずかしい内容なんだけど『えっちは男性からそれとも女性から?』なのかについて討論していきたいと思います」
そのテーマを聞いた瞬間、あまりの過激すぎるテーマにメンバー全員の顔が赤くなってしまった。
しばらくしてから美憂姉が僕にこう言ってきた。
「優くん、すごく恥ずかしい内容で進めにくいかもしれないけど、今回も進行頼むね」
「うん、分かった!やりにくいけど、ちゃんと頑張るね。それでは今からガールズトーク討論会を始めたいと思うので、まずは美憂姉からお願いするね」
「私は、えっちはやっぱり男性からじゃないかな。確かに男性から安易にえっちされるのは、嫌だけどお互いの雰囲気が最高潮になってて女性からのサインや行動を待たれるのは、どうかなって思ってしまうからね」
「確かにそうだね。女の子からは、間違ってもやりにくいよね。さっちゃんは、どうかな? 」
「私は、お互いの気持ちが良い感じであれば、やっぱり男性が上手く調整してえっちな事をそこは女子に、してあげるのが良いと思うけどね」
「そうなんだ。なるほどね! 」




