Story181「冬の清掃活動」
そしてみんなで楽しくスキー場で楽しんでから3日後、夏に一度参加した地域の女子会としての清掃活動を夏と同じように公園やバス停などで実施するため、僕は、羽衣ちゃんと準備をしてからいちご荘の玄関に全員集合した。
すると初めて参加する友華が美憂姉に質問する。
「美憂ちゃん、この女子会って普通の一般的な女子会の意味合いじゃなくて地域に貢献するために作られたものって聞いてるんだけど私、間違っていないかな? 」
「うん、あってるよ!これは優くんにも前に話したことなんだけど、普段は、私と瞳さんが定期的に女性の個人的なお悩み相談を引き受けてメールやファックスで対応したりたまにしてるガールズトーク討論会の模様を分かりやすくまとめたものを購読者の方に送ってあげたりしているの。そして春休みや夏休み等は、地域のこうした清掃活動に参加することもあるんだけど今回は春休みの代わりに冬休みに開催されるみたいなの 」
「そうなんだ。詳しいことを知らなかったから勉強になったよ。教えてくれてありがとう! 」
「ううん、友華ちゃんぜんぜん良いよ」
すると瞳さんが一番前にやって来てみんなに話しかける。
「それでは今から清掃活動をするために公園の生えた雑草とりと掃き掃除のセットとバス停前の空き缶等の回収や掃き掃除のセットと別れてもらいます。ちなみに事前に私が全員の分のくじ引きをしまして決めたので、発表したいと思います」
「あっ、もう一つありました!あとはいちご荘の近くにある川のあらゆるゴミの回収もあります。それでは発表したいと思います。まず公園担当は、純子・愛理ちゃん・美憂会長の3人でバス停前担当は、全部で歩いて3つの停留所を担当してもらうためこのグループは人数を増して羽衣ちゃん・よしりん・友華ちゃん・そらちゃん・私の5人になります。そして川のあらゆるゴミ回収は、さっちゃんと優くんになるので、純子と愛理ちゃんと優くんと羽衣ちゃんとよしりんの5人は前と同じ役割になります」
役割が決まった瞬間、さっちゃんがすごく嬉しそうな表情をしていた。
こうして各グループ分かれて場所は違えど、それぞれの場所で清掃活動が始まっていき僕は、こう思っていた。
前回は瞳さんとだったけど、さっちゃんと一緒って言うのも良いかも。
するとさっちゃんが嬉しそうにしながら話しかけてくれた。
「優くんと一緒になれてすごく嬉しいよ!
優くんは、わたしと一緒になれてどう? 」
「僕もさっちゃんと一緒になれてもちろん嬉しいよ! 」
「それなら良かったんだけどねっ! 」
そして近くにある川まで一緒に歩いていき無事に辿り着いてからさっちゃんが僕に質問をしてきた。
「優くんそう言えばどうして大きめのカバンを持ってきてるの? 」
「これは、前回も僕は同じ係だったんだけど、瞳さんに教えてもらって川で濡れたりする可能性があるから最低限の着替えの用意をしてるんだ」




