story169 「クリスマスイブの夕方に」
そして翌日のお昼前に開催予定だった、いちご荘恒例のガールズトーク討論会は、急遽夜に変更になったため僕は、夕方にさっちゃんと近くの公園に来て一緒にベンチに座っていた。
「優くん、今日は来てくれてありがとう」
「ううん、僕の方こそ誘ってくれてありがとう!すごく嬉しいよ!水色のコートすごく似合うし、すごく可愛いね」
「ありがとう!実は、このコート着るのは今日が初めてなの」
「そうだったんだ。さっちゃんとこうやって一緒にベンチに座ってるとすごくドキドキしてしまうよ」
「私もすごくドキドキしてるよ!ねぇ、優くんってどんな子と結婚したいって思ってるの? 」
「い、いきなり結婚について質問されても答えに困るんだけど… 」
「優くん、別に何でも良いんだよ」
「そうだね。もし結婚するとしたら、優しくて甘えてくれる女の子と結婚したいかな」
「そうなんだね。答えてくれてありがとう。優くんがいつか結婚する時が来るんだろうなってふと思ってしまったから」
するといきなりさっちゃんが、ぎゅっと抱きついてきたので、僕がさっちゃんに少し質問するとツンツンしながら返事をしてくる。
「さっちゃん、いきなりどうしたの? 」
「優くんに抱きつきたくなったから抱きついてるだけだけど、何か文句でもある? 」
「文句なんてぜんぜんないし、抱きついてくれてありがとう!すごく嬉しいよ! 」
「それなら良いけどっ。ねぇ、優くん私とキスしよう」
「さっちゃん、ここは公園だけど… 」
「別に公園でキスしたらいけない規定なんてないはずだよ! 」
「そりゃそうだけど、さっちゃんは恥ずかしくないの? 」
「私は好きな人とキスするくらい場所で公園でもぜんぜん大丈夫だけど」
「さっちゃんが大丈夫なら今からキスするよ」
「うんっ、いつでも良いよ! 」
そしてお互い向かい合ってから僕は、少しずつ目を閉じていくさっちゃんにゆっくりと近づいていってから唇に優しくキスをしてあげた。
するとさっちゃんは、僕の唇から離れようとせずに、そのまま僕をゆっくりと押し倒してきてからさらに10分くらいキスを続けた。
「優くん、大好きだよ!一度キスしてくると唇を離したくなくなってしまうから」
「僕も同じだよ!さっちゃんの唇、すごく柔らかくて良かったよ! 」
「そう言ってくれてありがとう!これからもキスたくさんしようね」
「うん、そうだね! 」
こうして僕は、クリスマスイブの夕方に近くの公園のベンチでさっちゃんと一緒にキスをして過ごしたのであった。
そしてその日の夜、お昼前に開催予定だった第7回のガールズトーク討論会が開催されるためメンバーたちは、中央部屋に集まってのを確認してから美憂姉がみんなに向かって話していく。
「クリスマスイブの夜なのに、みんな集まってくれてありがとう!それでは今から恒例のガールズトーク討論会を始めたいと思います」




