Story155「妹のえっちな気持ち」
季節は秋から寒い冬になって今日から12月が始まっていき僕は、中央部屋にある暖房で暖まっていると、すみっちがテンション高くやって来た。
「お兄ちゃん、今日から12月だね」
「そうだけど、すみっちやけにテンション高いけど、何か良いことでもあったの? 」
「ううん、ただもう少ししたら待ちに待った冬休みがやって来るから、冬休みになったら何しようかなって思って」
「冬休みってまだ約3週間くらい先だぞ! 」
「だって今からすごく楽しみだもん。特にクリスマスと大晦日は楽しみだよ」
「そう言えば僕は、長い間クリスマスにこれといった思い出が無かったね」
僕がそう言うとすみっちが恥ずかしそうにして調子に乗りながらこう言ってきた。
「それならクリスマスイブの夜に私とえっちしよう! 」
「すみっち、いきなり何を言い出すんだよ」
「だってお兄ちゃんとクリスマスに最高の思い出を作りたいんだもん」
「最高の思い出を作りたい気持ちは分かるけど、すみっちは、まだ11歳なんだし、そんなこと言ったらダメだよ」
するとそこに美憂姉がやって来てすみっちにこう言った。
「そうだよ、純子。まだ、純子には早いんだからね」
彼女は、11歳の石井 純子ちゃんで呼び名は『すみっち』である。
すみっちと僕は、もちろん実の兄と妹ではない。
ただすみっちが僕をお兄ちゃんとして見るようになったため僕は、すみっちを妹として見るようにしているのだ。
そして美憂姉とは、22歳で僕と同じ女性服専門店で働く山岡 美憂ちゃんで僕より一つ年上でお姉さん的存在であるため美憂姉と呼ばせて頂いている。
そのため美憂姉は、僕を実の弟みたいにいつも可愛がってくれている。
美憂姉は優しくすごく可愛くてまるで天使のような女の子である。
いちご荘には、僕以外は全員女子が住んでいるため他人から見れば僕は、男性一人と言う視点からでは一瞬アウェーにも見えるかも知れない。
みんなちょっとおかしなところはあるけど優しくしてくれるため男女の差別などは一切存在しないのである。
そして、いちご荘の彼女たちのファイナルシーズンがついに開幕する!
それからその日の夜に僕は、瞳さんにある相談をするため夕食後、中央部屋にいた。
【瞳さんの解説】
瞳さんは、石井 瞳さんつまりすみっちこと純子ちゃんの母親であり尚且つ、いちご荘の家主(大家)さんである。
そのため僕たち、いちご荘のメンバーは、瞳さんの言うことは守らなければいけないのである。
「瞳さん、話したいことがあるんだけど良いかな? 」
「うん、良いけど優くんどうしたの? 」
「実は、すみっちと同じクラスメイトの下岡 友華さんを出来ればいちご荘に呼んであげたいなって思うんだけど… 」
僕がそう言うと瞳さんは、下を向いてすごく悲しそうにしながら話していく。