Story154「寒さ対策」
そして僕は、レオンちゃんと握手を交わしてからレオンちゃんは、こう言ってからいちご荘を出ていき、夢に向かって次のステージに向かって走り出していった。
「うん、必ずだからね!それじゃみんな、今まで本当にありがとう!また戻ってくるからね! 」
すると美憂姉が玄関で寂しそうな表情をしながら僕に話しかけられた。
「優くん、やっぱり嬉しいようで寂しい気持ちになってしまうね」
「そうだね。プロ野球選手として復帰出来ることが決まってこうなっているから、すごく嬉しい話でもあるんだけど、僕たちからすると毎日一緒にいてくれたメンバーがいなくなるって言うのは、嬉しさ以上に寂しさが強まってしまうからね」
「私もレオンちゃんとは、結構話したりしたからね。でも無理のない程度にこれから頑張ってほしいね」
「そうだね!来年の開幕戦くらいにレオンちゃんの姿が見られると良いね」
こうして僕たちは、寂しさもありながらもこれからプロ野球選手としてのレオンちゃんを改めて応援していく事を決めたのであった。
そして3日後の夕方に僕は、この間の羽衣ちゃんと混浴した時の事を思い出してしまっていた。
まだ男性敵対心が完治してるように見えないし、今でも男は嫌いみたいだけど、僕に対してはまるで1人の可愛い女の子でいてくれるからそのギャップがたまらない。
それにしても羽衣ちゃんから告白を超えてプロポーズさせるなんて全く思わなかったよ。
でも本来の羽衣ちゃんは、すごく可愛くて優しい女の子に違いない。
だってプロポーズの時でも、返事は急がなくて良いって言ってくれて僕の気持ちをしっかり考えてくれてるからね。
このままみんなといちご荘でずっと楽しく過ごしていきたい気持ちをあるけど、女の子の気持ちを考えるといつかは、選ばないといけない日が近いうちに来るんだろうから、ちゃんと答えられる準備を男としてしておかないといけないね。
僕がそう思っているとトイレから戻ってきた美憂姉が話しかけられた。
「そう言えば優くん、いよいよ来月はクリスマスがあって大晦日やお正月がやって来るね」
「そうだね。昨年の今頃とはぜんぜん環境が良い意味で違うから、クリスマスとかの過ごし方に戸惑ってしまいそうだよ」
「それは私も同じだね。今年は、優くんと一緒にクリスマスを過ごせるから今からすごく楽しみだよ! 」
「僕も今年は、美憂姉と一緒に過ごせるからすごく楽しみだよ! でもこれから寒くなっていくから寒さ対策は、しておかないといけないね」
「確かにそうだね。クリスマスとかに風邪ひいたり体調を壊したりしたらって考えるだけで辛くなってくるよ! 」
「お互い体調を壊さないように気をつけていこうね」
「そうだね、優くん」
僕は、いちご荘にやって来てから半年以上が経過していき、今ではメンバーのみんなと家族のように日々過ごせるようになってきている。
そしていよいよ季節は冬になっていきクリスマス、大晦日やお正月、さらにはバレンタインなどイベントが待っている。
これからもみんなと楽しくいちご荘で過ごせることを願うのであった。




