Story147「難しい結論」
「あたいは、よく分からないかな。
ただ、優くんに対しては、女の部分が自然に出てしまうことはあるけど、基本的には彩希ちゃんや佳乃ちゃんと同じで普通が良いんじゃない」
「普通の方が良かったりすることがあるからね。愛理ちゃんは、どう思う」
「私は、普通だけじゃ女の部分を引き出せないと思うから可愛く接していくのが、良いと思うよ」
「可愛い姿を見掛けると男の僕からしたら思わず胸がドキドキしてしまうもんね。そらちゃんは、どう思う? 」
「あたしは、常に好きな男の子に近づいていくのが良いアピールになるんじゃないかな?鈍感な男の子でも、女の子から常に近づいて来られたら興味あるんだ分かってもらえる上に惚れてしまうこと間違いなしだよ」
「女の子から近づいて来られるとイメージは上がるよね。 レオンちゃんは、どうかな」
「あたしは、胸が大きい女の子なら胸をアピールしたら男の子は、惚れやすいと思うし、胸が大きくない女の子なら純子ちゃんと同じでパンツをさりげなく魅せるのが効果的だと思う」
「そう言うアピールの仕方もあるんだね。瞳さんは、どうかな」
すると瞳さんは、少し悩んでから話し出す。
「うーん、むずかしいところなんだけど、全くアピールしないのもどうかなって思うから適度にアピールは、した方が良いんじゃないかな?例えば、好きな男の子と手を繋ごうとしてみたり、好きな男の子の趣味に合わせられそうなら無理のない範囲内で合わせてみるって言うのが良いと思う」
「適度なアピールをって言う感じだね。みんなの意見を聞いてるとたくさんの考え方があるんだねって思うよ」
するとさっちゃんが強くこう言った。
「やっぱり普通でいるのが一番だよ! 可愛くしようとしても長続きしないから」
さっちゃんがそう言うとそらちゃんが意見を言うとさっちゃんはツンツンしながら返事をする。
「何もアピールしないと男の子は、なかなか惚れないと思うよ」
「それならそれまでの男だよっ!本当に良い男なら別に見た目がかっこよくなくたって普通にしてれば、男は興味持ってくれるからっ」
すると美憂姉が僕にこう言ってきた。
「そろそろ優くん、結論をお願いするね」
「うん、分かった。今回も結論を出すのが、すごく難しいな」
僕は、色々悩みながらもいつも通りに自分が思ったことをそのまま話していく。
「色んな意見が出たけども、僕個人的な意見として言わせてもらうと瞳さんが言ってた意見と同じになるんだけど、胸を強調するとかパンチラをしてみるとかではなくて、適度なアピールが必要じゃないかなって思う。 全くアピールが無さすぎると男からしたら仮に女の子に興味を持っていたとしても、その女の子は僕のこと興味を無いんだろうなって思ってしまうから難しいとは思うけど、少しでも良いからアピールがあると男からすると興味持ってくれてるのかなって思って告白してもらえる可能性が高くなると思うからね」




