Story144「帰ってきた」
「すみっちも友華も変なこと言わないでよ! 」
結局このあと僕は、すみっちと友華にくっつかれたまま眠りにつく事になったのだが、2人は意外と早く先に寝てしまい僕は、なかなか興奮が止まらず寝るのが遅くなってしまったのであった。
そして次の日、自然学校も最終日を迎えて、各自で荷物の片付けを行ってからバスに乗り込んでいき下岡先生がみんなに声をかける。
「みなさん、忘れ物はないかしっかりと確認できたね!
それじゃ今からバスに乗って学校まで帰ります」
それから僕は、すみっちの小学校までバスに乗っていき自然学校は無事に終わって僕とすみっちは、小学校からいちご荘に戻っていき玄関には、美憂姉が待ってくれていた。
「二人ともお帰り! 」
「美憂姉、ただいま。玄関まで来てくれてありがとう」
「ううん、優くんに早く会いたかったから」
「美憂姉ちゃん、ただいま! 自然学校すごく楽しかったよ」
「良い思い出が出来て良かったね! 確か週末は学校お休みなんだよね」
「うん、日曜日までお休みだから、今日からいちご荘でゆっくり出来るから嬉しいよ! それじゃみんなにも挨拶してくるね! 」
そしてすみっちは、他のメンバーたちにも挨拶をしに回っていき僕が中央部屋に移動していくと羽衣ちゃんがテーブルの椅子に座っており何故か嫉妬気味に話しかけられた。
「優くん、他の女の子とえっちなことしてないよね! 」
「羽衣ちゃん、えっちな事はしてないから大丈夫だよ。羽衣ちゃんは、学校とかで何もしてない? 」
「休み時間にちょっと男子からイラってくるようなことが、昨日あって教師の机に置いてある花瓶をあたい投げつけてやろうかと思ったりしたけど、優くんに迷惑をかけたくなかったから我慢したよ」
「我慢してくれてありがとう!羽衣ちゃんよく頑張ったね」
そして僕が羽衣ちゃんの頭を優しく撫でてあげると羽衣ちゃんは、嬉しそうにしながら近づいてきて目を閉じながら唇をゆっくりと尖らせてきたので、僕は羽衣ちゃんの唇にキスをしてあげた。
「優くん、キスしてくれてありがとう!やっぱりあたいは、優くんがいないとダメみたい」
「羽衣ちゃんに寂しく思いをさせてしまって悪いなって思ってるから」
「優くんは、何も悪くないじゃない。ただあたいがイラっとしやすいだけだから」
「そんなことないよ。甘えてくれている羽衣ちゃんの姿を見るといつもドキドキしてるよ」
「それは優くんの前だけでは、あたいは女でいられるからね。
あっ、そろそろ受験勉強しないといけないからまたね! 」
「うん、羽衣ちゃん受験勉強頑張ってね」
こうして羽衣ちゃんは、受験勉強をするため自分の部屋に移動していくのであった。
それから1週間後、いよいよレオンちゃんのプロ野球選手としての復帰が出来るかどうかが決まる日で、レオンちゃんは午前中にテストを受けた場所に向かった。




