Story143「2人に囲まれて」
そして僕は、友華と一緒にゆっくりと部屋に戻っていき再び眠りについた。
それから翌日の2日目は、自然学校恒例とも言われている山登りが行われ、何かトラブルが起きるのではと僕は、不安になりながら一緒に参加していくと、みんなすごく辛そうにしんどそうにしながらもなんとか登って無事に降りていくことが出来たのであった。
そして2日目の夜になって今日は個室で寝られるだろうと思っていると、ノックの音が聞こえたので僕は、開けてみた。
「友華じゃないか。どうしたの? 」
「今日も私たちの部屋で一緒に寝てくれないかな? 」
僕は断ろうと思ったが、友華の恥ずかしそうにしながらもお願いしてる表情がすごく可愛く見えたため断れなかった。
「うん、良いよ! そう言えば自然学校で今のところ友華は嫌なこととか困ったこととか起きてない? 」
「ありがとう!優くんのおかげですごく楽しい自然学校になってるよ!それじゃ早く来て来て」
そして僕は、友華と一緒にすみっちたちがいる部屋に移動していくとすみっちが嬉しそうにしながら話しかけてくれた。
「あっ、今日もお兄ちゃん来てくれたんだ!やったー!今日も私と友華ちゃんたちと一緒に寝ようね」
「うん、そう言えばみんなでしてくれたのかな?昨日と今日も布団用意してくれてありがとう! 」
「布団の用意は、私が2日間ともしたよ!そりゃ来てくれてるんだから布団の用意くらいしておくは、当たり前だからね」
僕は、すみっちの頭を優しく撫でてあげながらこう言った。
「決して当たり前なんかじゃないよ。すみっちありがとう」
「ううん、私の方こそ撫でてくれてありがとう! それじゃ、そろそろ寝ようか」
「そうだね!みんなお休みなさい」
それから他の女の子たちも布団の中に入って眠りについていく中、僕の寝る場所は昨日と同じであるため、左側にすみっちが間近にいて右側には友華が間近にいる。
そして僕が寝ようとすると僕の背中の方からは、すみっちが僕の布団の中に潜り込んでくっついてきて前からは、友華が僕の布団の中に潜り込んでくっついてきた。
「友華、何してるんだよ! 」
「優くんにくっついてるの!だって明日で自然学校終わってしまうと言うところは、優くんと会えなくなってしまうから寂しいじゃない」
「寂しいじゃないってそんなにくっつかれると眠れなくなってしまうから」
すると後ろからすみっちが嬉しそうにしながら話しかけてきた。
「お兄ちゃん、本当は嬉しいくせに!私と友華ちゃんに囲まれて夜を過ごせる人なんていないわよ」
「すみっち、変な言い方しないでよ。すみっちや友華に抱きつきたくなったりしたらどうするんだよ! 」
「その時は、お兄ちゃん抱いてくれて良いんだよ」
すみっちがそう言うと友華が、少しえろい声でこう言ってきた。
「そうだよ!優くん。我慢せずにぎゅっと私と純子ちゃんを抱き締めて興奮しちゃって良いんだから」




