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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン3 ~fall strawberry~
143/302

Story140「妹の友達」

  「そう言う謙虚なところがすごく良いんだよね。

 あっ自己紹介するの忘れてた。私は、27歳で純子の担任をしている5年1組の渕上 恵梨奈えりなと言います。恵梨奈って呼んでね。ちなみに胸はFカップの巨乳で、彼氏いません」



  「渕上さん、誰も胸の事とか個人的な事は聞いていませんから」



  「あっ、ごめんね!つい話しすぎちゃったよ。

 本当は6月に自然学校だったんだけど、学校の個人的な都合で11月に変更になったの。それじゃ、今からよろしくね」



  「こちらこそよろしくお願い致します」



  それから僕たちは、バスに乗ってすみっちの学校から移動してお昼過ぎくらいに到着して渕上先生が児童を含む全員に向かって説明をしていく。



  「それでは今から自然学校の主な日程を話していきたいと思います。まず初日の今日は、このあと割り箸を作っていきます。そして明日は、自然学校名物とも言われている山登りで、最終日は、1人1人が魚をつかんでいく魚つかみを行います。ちなみに時間の都合上で入浴は明日になりますのでご了承ください。そして泊まるのは、プリントにも書いてあった近くの小さな旅館になります。 それでは今から自然学校を始めていきたいと思います」



  こうして二泊三日の自然学校が始まっていく。


  初日は、夕方くらいまでは特に問題なく終わっていったのだが、晩ごはんが終わってからの夜の時間帯になって僕は、付き添い係なので一人の個室で寝ようとしてると、いきなりすみっちがそっと部屋の中に入ってきた。



  「お兄ちゃん、私たちの部屋に来てくれないかな? 」



  「すみっち、何か困ったことでもあった? 」



  「うん、ちょっと私たちだけでは解決できないような事だから」



  「分かった、今すぐ行くよ」


  僕は、急いで3人部屋である、すみっちたちの部屋に移動していき部屋の中に入っていく。



  「みんな何があったのかな? 」



  僕がみんなに対して深刻そうに話しかけていくとみんな普通にしながら可愛いピンクのパジャマを着た女の子が話しかけてきた。


  「ううん、何も困ったこととか起きてないよ」



  「何も起きてないって石井さんから3人だけでは解決できないような事だからって言われたんだけど」



  「それは南川くんに来てほしかったから私たちが純子ちゃんにお願いしたの」


  「そうだったんだ」



  「あっ、私は下岡 友華ゆかって言います。これからよろしくね」



  「下岡さんだね、こちらこそよろしく」


  すると下岡さんの隣にいる白いパジャマを着た女の子が話しかけてきた。



  「ちなみにうちは、坂口 亜美あみ。よろしく」


  「坂口さんだね、こちらこそよろしく。それで僕は、どうしたら良いのかな。下岡さん」



  「下岡さんじゃなくて友華って良いわよ」



  「まだ僕たち知り合ったばかりなんだし」



  僕がそう言うと下岡さんが顔を赤くしながら接近しながらこう言った。


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