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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン3 ~fall strawberry~
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Story137「巻き寿司パーティ」

  「サーモン巻きは、1本あたり税込120円で激安だったよ」



  「120円って安すぎでしょ!やっぱりドリームベイスターズの日本一の影響ってものすごく大きいんだね」


  するとよしりんがやって来て嬉しそうにしながらこう言った。



  「優くん、たくさんの巻き寿司だね!まるですごく早い節分みたいだね」



  「言われてみれば確かにそうだ。節分の時も巻き寿司が定番だね」



  「節分の巻き寿司と普通の巻き寿司との違いは、切ってあるか一本巻きで売られてるかの違いだけだから」



  よしりんが話していると続いて美憂姉がやって来て真っ赤に値段を聞いてきた。



  「たくさんの巻き寿司だね! 優くん、このまぐろ巻きって高そうだけどいくらくらいしたの? 」



  「1本あたり税込110円ですごく安かったよ! 」



  すると美憂姉は、すごく驚きながら言った。



  「110円ってあり得ない価格でしょ! 激安になるとは聞いていたもののこの価格は、激安超えてると私思うよ」



  「確かに美憂姉の言う通りだね。普通では考えられない価格だからね」


  それから他のメンバーたちも少しずつ集まってきて全員が揃ったことを瞳さんが確認してからみんなに向かって話し始める。



  「みんな集まったので、今から皆さんお待ちかねの巻き寿司パーティをしたいと思います。


 普段は結構高い巻き寿司を中心に買ってきたからみんなで味わって楽しく食べてもらえたらと思います。


 それでは今から巻き寿司パーティスタートです」



  瞳さんがそう言った瞬間、メンバーたちは、さっそくテーブルの上にたくさん置いてある中から選んで取って食べ始めていく。



  すると美憂姉が僕の分を選んでくれて取ってくれた。



  「優くん、どれが良いのか分からなかったけど、サーモン巻きで良かったかな? 」



  「美憂姉、わざわざ取ってくれてありがとう! サーモン巻きは、一番好きだからすごく嬉しいよ」



  「そうだったんだ。それならこれで良かった! 」


  そして僕たちは、巻き寿司をたくさん食べていきいちご荘メンバーみんなにとって最高の巻き寿司パーティとなったのであった。



  それから2週間が経過して気づけば10月から11月に変わりいよいよレオンちゃんにとって重要な入団テスト開催当日を迎え、レオンちゃんは僕がまだ寝ている早朝からジョギングをしたり素振りを行い、入団テスト前にレオンちゃんが僕にこう言ってくれた。



  「優くん、毎日練習に付き合ってくれて本当にありがとう」



  「ううん、僕はレオンちゃんの力になりたかったから、もし少しでも力になれたのなら良かったって思うよ」

  「言うまでもなくすごく助かったよ!優くんがいなかったら練習が不十分で入団テストに受けることすら出来なかったよ」



  「それなら良かった!大変だと思うけど、レオンちゃん頑張ってね」



  「ありがとう!仮に育成契約になったとしても必ず合格して復帰して見せるから」



  レオンちゃんは、そう言ってから入団テストが行われる球場に向かっていくのであった。



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