Story136「妄想が爆発?」
その話を聞いた僕は、瞳さんにこう言う。
「それは分かってるから大丈夫だよ。あっ、瞳さん今からいちご荘に帰ったら瞳さんの部屋に行っても良いかな? 」
「私の部屋に来るのは、もちろん良いけど急にどうしたの? 」
「瞳さんに元気になってもらいたいから」
「優くん… 」
そして僕たちは、いちご荘に帰ってから瞳さんの部屋に入っていき僕は、瞳さんをそっと抱き締めていきながらこう言う。
「僕には、不妊って言うものがどれだけ辛いのかは男の僕には、ごめんだけど分からない。
でも僕は、瞳さんの事が大好きと言う気持ちが変わることは絶対ないから。
不妊であっても瞳さんは、瞳さんだし、不妊状態だから一人の女性の価値観が下がるという事も絶対ないと僕は、思ってるから」
「優くんは、近い将来良い旦那さんになるね」
「瞳さん、いきなり何を言い出してるんだよ! 」
「だって私すごく落ち込んでいたけど、優くんの話を聞いてると気持ちがすごく楽になってきたよ。ありがとう! 」
「ううん、僕は瞳さんの事が大好きだから」
「私も優くんの事が大好きだよ! だからちょっと言うのが恥ずかしいんだけど最近私、優くんにえっちされたいって言う気持ちが出てきちゃったの」
「瞳さん、えっちって僕がそんなことしたら嫌でしょ? 」
すると瞳さんは、顔を赤くして急に妄想をしながら語り出す。
「ううん、もちろん私からしたい気持ちもあるけど、優くんが私をベットに押し倒して私の服とかパンツを脱がしてくれてそのまま花火が打ち上がるような展開になったら良いなって」
「瞳さんがそんなこと言うと僕自身がやりたくなってしまうじゃない」
「いつでもしてくれて良いんだよ!私は、好きな人からそう言うことされるの好きだから」
その話を聞いた僕は、顔を真っ赤にしながらこう話す。
「僕も好きな女の子にしたい夢は、前からあったけどね」
「そうなんだ!それじゃ私たち想いが成立してるんだね。だって私は、えっちをされたい派で優くんは、えっちをしたい派ならピッタリじゃない!あっ、ごめんね。私のえっちな妄想が爆発しちゃって」
「ううん、僕も瞳さんの話を聞きながらえっちなこと考えてしまっていたから。
そろそろ暗くなってきた頃だし、いよいよみんなお待ちかねの巻き寿司パーティの準備を一緒にしようか」
「あっ、そうだね。そろそろ準備を始めていかないとパーティの開始時間に余裕が無くなってしまうからね」
それから僕たちは、中央部屋に移動して二人で巻き寿司パーティの準備を進めていき30分後、無事にパーティの準備が整い、いちご荘メンバーが少しずつ中央部屋に集まってきて羽衣ちゃんがテーブルをみながら嬉しそうに言う。
「うわぁ!豪華な巻き寿司がたくさん揃ってるじゃん。高そうなものばかりに見えるけど、優くんサーモン巻きとかどれぐらいしたの? 」