Story128「実はエースも」
僕は、その話を聞いた時、すごく感情的になってしまう。
「それは、おかしすぎでしょ!普通はプロデューサー変わらないとグループのイメージが下がってしまうよ」
「私もこれには、すごく驚いたし怒ったよ。どうやら話を聞いてるとグループの当時していたオーナーは、そのプロデューサーの友達で後から聞いた話だとそね友達は、お金持ちで1億の大金を支払って、当時のオーナーは、そのプロデューサーをクビにしなかったんだよ。もちろんファンからは、大量のクレームが殺到して大問題になったよ」
「そりゃ大問題になるよね。普通で考えたら可笑しすぎることだから」
「そうだよね。それから暫くしてからでは、あるけど、私が単独活動を本格的にするようになってきてから、長年のファンの中には世界王者になったプロボクサーもいてそのボクサーが直接オーナーをこてんぱんにやっつけてその当時していたオーナーは、辞めることを発表して同じ事務所ではある他のアイドルグループのオーナーもしている藤本汐莉さんっていう人が現在のオーナーになったの」
「その藤本さんは、今のところ愛理ちゃんから見て大丈夫そう? 」
僕が愛理ちゃんに質問してみると軽く腕を組んで少し間が空いてから話し出した。
「確実に藤本さんが、大丈夫かどうかは、分からないけど、藤本さんにオーナーが代わってからプロデューサーも代わるかと思ったんだけど、その事件があってから約2年後くらいでプロデューサーは、暫く真面目にしてたから引き継いだオーナーは、そのプロデューサーの今までの実績とかも確認した上でクビには、したかったけど取り敢えずしなくて最終的には、次似たような行為があったら即クビにするという条件付きの契約のもとで話がまとまったみたいだけどね」
「そうだったんだね。そう考えると被害にあったメンバーもそうだけど、愛理ちゃんは、そのグループのエースだからもっとすごく大変だね」
すると愛理ちゃんがため息をつきながら話していく。
「まぁね。あの話を聞いた時は本当に驚いたし、寒気がすごくしたね。でもそれだけじゃないんだよね」
「それだけじゃないってまだ続きがあったりするの? 」
「うん。実は、そのメンバーから話を聞いて少し間が空いてからそのプロデューサーから私も被害にあったの」
「愛理ちゃんも被害にあってしまったの? 嘘って言ってほしい気持ちになってきたよ」
「そうだよね。ちょっと話しにくいことなんだけど実は、『アイドル☆ハイスクール』のトイレは、プロデューサー以外関係者も含めて現在、女性しかいないんだけど私がおしっこしようと洋式トイレに入っていこうとしたら、いきなりプロデューサーに閉めようとしたらトイレの戸を無理矢理開けられて大声出そうとしたら口をふさがれたんだよ」
「何してるんだよ、そのプロデューサー! 完全に犯罪行為だよ」
「私もその時驚いたし、スカートを下まで既に下ろしていたからパンツをしっかりと見られてしまって恥ずかしかったよ。幸いその後に私が、携帯を持っていて警察呼ぶからって怒鳴ったら引っ込んでくれたけどね」




