Story11「延長」
「どうしよう…長い間良い気持ちになった事が無くて止められないかも… 」
「羽衣ちゃん…でも他の人にバレたらどうしよう」
「それなら大丈夫! あたいの部屋には基本的に誰も入ってこないし、何かあったらあたいが責任持つから、もう少しだけ続けてくれないかな? 」
「そこまで言うなら良いよ。僕も興奮してきてるところだから」
「ありがとう! それじゃちょっとだけ待ってね」
「うん、良いよ! 」
すると羽衣ちゃんは、スカートを脱いでいきぶどう柄の下着一枚になった。
「な、何してるんだよ! 」
「延長してくれたご褒美!あとは、あたい自身の身体に優くんの温もりを染み込ませたいの。そしたら男性恐怖症も敵対心も完全克服出来ると思うから。
女の子は、1つの雰囲気や1つの流れに敏感だからね」
「それじゃ羽衣ちゃんだけにこんな格好にはさせられないから僕もズボン脱ぐよ! 」
そして僕もズボンを脱いでいきこれでお互い下着一枚になった。
「ありがとう! もう1回抱いてくれないかな? 」
「うん、良いよ! 」
僕は、羽衣ちゃんを抱き締めた。
「あたいの下着姿ってどうかな? 」
「可愛くて女の子っぽくて良いよ! 」
「本当に? ありがとう! そう言ってもらえると嬉しくてもっとドキドキしちゃうよ。優くんもかっこよくて良いよ! 」
「羽衣ちゃん、僕の方こそありがとう! 」
すると今度は、羽衣ちゃんが僕を抱き締めてくれて幸せそうな表情をしていた。
「だいぶん、スッキリした~ごめんね、なんだかあたいばっかり甘えちゃって…」
「そんなことないよ!僕も羽衣ちゃんの可愛い表情とかたくさんみながらドキドキしてたから」
「そう言ってくれてありがとう!優くんは、本当に優しいんだね! 」
「羽衣ちゃんも優しいじゃん」
「そ、そんなことないよ。ねぇ、この事は悪いんだけど、全部内緒にしてくれないかな?
他の人に知られたら恥ずかしいし、どことなくあたいのキャラになりつつもあるから今はみんなに話したら男性敵対心って案外軽かったんだねって誤解されてしまうから」
「確かに誤解されるのは、困るよね。
うん、分かった! 内緒にしよう」
「本当にありがとう!普段はまた冷たいように見えるかもしれないけど、あたいのこの気持ちは変わらないから!それと内緒にしてくれるならまた、一緒に今日みたいなことしてくれないかな? 」
「僕で良かったらもちろん良いよ! 」
「ありがとう!
それじゃ最後に優くん歓迎の握手ねっ 」
それから羽衣ちゃんは、僕がいちご荘にやって来た事について握手で歓迎してくれた。
こうして命懸けから始まり羽衣ちゃんの男性恐怖症と敵対心はほぼ克服出来たのであった。




