Story104「新学期の始まり」
季節は夏から秋になり9月になっていた。
学生のメンバーたちは、夏休みが終わり今日から2学期であるためそれぞれ学校は違えど始業式を迎え、今日からまた頑張っていく。
ちなみに僕は、美憂姉(山岡美憂さん)と女性服専門店で働いており今日も夕方まで働き続けた。
「優くん、今日もお仕事お疲れ様」
「ありがとう!美憂姉もお疲れ様!それじゃ僕は、羽衣ちゃんを大学に迎えに行ってくるね」
「うん、分かった!無理しないように気を付けてね」
「美憂姉ありがとう! 」
そして僕は、男性敵対心障害を患っている羽衣ちゃん(朝日羽衣さん)を高校まで迎えに行き、高校の生徒たちは、ほぼ校門から家に歩いて帰っていく中、待ってくれていた。
「羽衣ちゃん、待っててくれてありがとう」
「ううん、ぜんぜん良いよ!始業式とは言っても昼から部活の見学会があったから参考まで一通り観に行ってて終わったのがついさっきだから」
「そうだったんだ!羽衣ちゃん、今日もお疲れ様」
「ありがとう!優くんもお仕事お疲れ様。それじゃ今からいちご荘に一緒に帰ろう」
「うん、もちろん良いよ」
そして僕と羽衣ちゃんは、一緒にいちご荘に帰っていくのであった。
いちご荘には、僕以外は全員女子が住んでいるため他人から見れば僕は、男性一人と言う視点からでは一瞬アウェーにも見えるかも知れない。
不定期で恒例のガールズトーク討論会が開催されたりみんなちょっとおかしなところがあったり何か辛いことを抱えれてるメンバーが多かったりするけど、優しくしてくれるため男女の差別などは一切存在しないのである。
そして、いちご荘の彼女たち シーズン3がついに開幕する!
僕がいちご荘の中央部屋で休憩しようとしたら瞳さんがテーブルの椅子に座りながら優しく話しかけてくれた。
【瞳さんの解説】
瞳さんは、石井 瞳さんつまりすみっちこと純子ちゃんの母親であり尚且つ、いちご荘の家主(大家)さんである。
そのため僕たち、いちご荘のメンバーは、瞳さんの言うことは必ず守らなければいけないのである。
「優くん今日もお疲れ様!何か嫌なこととかなかった? 」
「うん、ぜんぜんなかったよ」
「それなら良かった。何かあったらいつでも言ってよね! 」
「瞳さんいつも本当にありがとう」
「ぜんぜん良いのよ。そう言えば来週の日曜日にいちご荘のメンバー全員がちょうどおやすみらしいから久々に日中に全員が揃うと言うことでいちご荘初のバーベキューを庭でしようかなって思ってるんだけど、優くんはどう思う? 」
「僕は、ぜんぜん良いと思うけど庭にはレオンちゃんが練習するための器材がたくさん置いてあるけど、大丈夫かな? 」
「それなら大丈夫だよ!器材は動かせる上にいちご荘の庭はけっこう大きいからバーベキューの時だけ違う場所に移動させたら良いから大丈夫だよ」




