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いちご荘の彼女たち  作者: まっさー
シーズン2 〜strawberry summer〜
105/302

Story102「真夏の結論」

「そんなことはないよ!だから基本的には、告白は男からするものだけど、じっくり考えてみてもその相手の女の子から興味持たれてるか分からないのであれば、その場合は相手の女の子からの告白を待つ。つまり女の目線からまとめると、じっくり考えてみて好きな男に上手く気持ちを伝えることが出来ていないと思うのなら、女であっても自分から告白した方が良いって言う感じかな」



 僕は、その話を聞いてすごく納得した。



「あっ、なるほどね!ちなみに羽衣ちゃんは、さっちゃんの今の意見には納得かな? 」



 すると羽衣ちゃんは、納得した表情で返事をする。



「女側が中途半端な行動をしてる場合に限ってはそれでも仕方ないんじゃない。それで優くん、結論はどうなのかな」


「それでは結論としては、基本的には、告白は男性からするものだけど、じっくり考えてみてもその相手の女の子から興味持たれてるか分からない場合は除く。

そして女性は、じっくり考えてみて好きな男性に上手く気持ちを伝えることが出来ていないと思うのなら、女性であっても自分から告白した方が良いかなと言うのが僕の意見です」



 僕がそう言うと羽衣ちゃんは、納得そうな表情でこう言った。

「やっぱり優くんが結論をまとめてくれると助かるわね」



「そんなことないと思うけど」



 するとよしりんがこう言った。



「私も優くんが結論をまとめてくれるとその内容で納得しちゃうね」



 こうして第4回のガールズトーク討論会の『告白について』は無事に終わったのである。



 それからメンバーたちは、夏休みの僅か残り時間を有効に使っていき気づけば夜になり僕は、美憂姉と部屋で過ごしていた。



「美憂姉、お仕事お疲れ様! 」



「優くんも討論会で私の代役までしてくれてありがとう!お疲れ様! 」



「美憂姉ありがとう!それにしてもいよいよ明日からは9月になるんだね」


「そうだね。夏休み期間もあっという間だったね。

 そう言えば、今日の討論会について瞳さんから簡単に聞いたんだけど、優くんは基本的に男の子から告白はするみたいだけど、既に告白する相手は決まってたりするの? 」



 美憂姉からの突然の質問に僕は、返事に困りながらも苦笑いをしながらこう言った。


「まだ完全には決まっていないかな。みんなそれぞれ良いところがあって中々決められないのが本音だね」



「そうなんだ!確かにいちご荘のメンバーは、色々ありながらもみんな良い人ばかりだからね。ちなみに私は、いつでも待ってるから優くんが決まって私を選んでくれた時は、遠慮なく告白してね! 」


 僕は、美憂姉が優しく笑顔でそう言ってくれた言葉がすごく嬉しかった。



「美憂姉、ありがとう! 」



「ううん、それにしても優くんは、すみっちやさっちゃんとも最近仲がすごく良さそうだから気にはなってるけどね」



 僕は、美憂姉に見抜かれていたことに驚いてしまった。

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