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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

その瞳に魅入られて

作者:おもち。

「——君を愛してる」
その悲痛な叫びは、婚約者である私に向けたものではない。私の従姉妹へ向けられたものだった——

幼い頃に交わした婚約だったけれど私は彼を愛してたし、彼に愛されていると思っていた。
あの日、二人の胸を引き裂くような思いを聞くまでは……

『最初から愛されていなかった』

その事実に心が悲鳴を上げ、目の前が真っ白になった。
私は愛し合っている二人を引き裂く『邪魔者』でしかないのだと、その光景を見ながらひたすら現実を受け入れるしかなかった。

 『このまま婚姻を結んでも、私は一生愛されない』
 『私も一度でいいから、あんな風に愛されたい』


でも貴族令嬢である立場が、父が、それを許してはくれない。
必死で気持ちに蓋をして、淡々と日々を過ごしていたある日。偶然見つけた一冊の本によって、私の運命は大きく変わっていくのだった。



私も、貴方達のように自分の幸せを求めても許されますか……?



※一部壊れてる人が登場します。苦手な方はご注意下さい。
※このお話は私独自の設定もあります、ご了承ください。ご都合主義な場面も多々あるかと思います。
※『幸せは人それぞれ』と、いうような作品になっています。苦手な方はご注意下さい。
※こちらはアルファポリス様で、先行掲載しております。
1.その日、私は禁忌を犯した
2022/05/18 18:00
2.婚約者の本心を知る
2022/05/18 18:00
3.願いは叶わない
2022/05/19 18:00
4.それは偶然だった
2022/05/20 18:00
5.優しい婚約者
2022/05/21 18:00
6.覚悟
2022/05/22 18:00
7.初めての感情
2022/05/23 18:00
8.交渉
2022/05/24 18:00
10.その瞳に魅入られて
2022/05/26 18:00
15.その後・アイザック視点
2022/06/01 18:00
16.その後・エミリー視点
2022/06/02 18:00
18.願い・クレイン侯爵視点
2022/06/04 18:00
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