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♥ 吟遊大詩人のセロフィート & 守護衛士のマオ その1  作者: 雪*苺
【 オルデシア小国にて 】 全6話
2/6

♥ 戦争勃発 2


 せいれいけっかいためにはけっ()かい(こう)せき(せき)()かい()ひつようがあるらしいけど、けっ()かい(こう)せき(せき)べつせいれいほうげんじゅうまもられていて、かんたんには()かい()せないようになっているらしい。


 だけど、ばんのうけっかいなんてない。


 しんにゅうしゃがどうやってけっ()かい(こう)せき(せき)まもっているせいれいけっかいやぶるのかはからないけど……、なにかしらほうほうがあるんだろう。


 へんことについて、セロはほほむだけでおしえてくれなかった。


 セロはしんにゅうしゃせいれいけっかいやぶって、けっ()かい(こう)せき(せき)()かい()ことたいしているからだ。


 しんにゅうしゃたいしているからとって、セロがしんにゅうしゃだすけするなんてことはない。


 なにせ、セロはひん()げん()だすけをするのがきらいだからだ。


 セロにとってにんげんがん(おもちゃ)で、だいきなじっけん使つかじつ(モル)けん()だい(ット)だから、だすけするゆうがないわけだよ。


 ほうほうからないけど、ちか(じか)≪ オルデシアしょうこく ≫はきんりんくに(ぐに)からいっせいまれてじゅうりんされくすかもれない。


 ≪ オルデシアしょうこく ≫のこくおうこくみんなにらないでどおへいらしている。


 きんりんくに(ぐに)からまれるなんてじんおもっていない。


 オレはセロからおしえてもらったから、≪ オルデシアしょうこく ≫がすうにちにはせんじょうになってしまうことっている。


 おしえてあげたいけど、セロからくちめされているからない。


 いや、まぁ…をすればおしえることるだろうけど……、オレはセロのげんそこねたくない。


 くちめはされていけど、ほんえたらなわけじゃない。


 オレがおしえたければ、オレのまできなだけおしまわればいい。


 セロはだってオレにせんたくするかいあたえてくれている。


 オレがどんなせんたくをするのか──、それもセロのたのしみになっているみたいだ。


 オレはセロのによってずいぶんゆうにさせてもらえている。


 だから──、ってわけじゃないけど、オレはいま、セロといっしょに≪ オルデシアしょうこく ≫で1ばんらしのいいしょる。


 テントをってキャンプをたのしんでいる。


 らしのいいがけうえひる(ランチ)たのしんでいるさいちゅうだ。


 セロがオレのためようしてくれたりょうがレジャーシートのうえならべられている。


 らしのいいしょべるりょうかくべつい!!


 とくかわざかなとオレンジソースを使つかったかわざかなのパイづつきはぜっぴんだ。


 オレンジソースであじけされているかわざかなは、くちなかれるとホロホロとくずれてやすい。


 オレはかわざかなのパイづつきをった!


 ソースをえるだけでもいろんなあじたのしめるし、かわざかなほかしょくざいえれば、べつのパイづつきをたのしめる。


 しきらしいけど、たくないものえるからぶんわるい。


 そう!


 らしのいいがけからえるのは、≪ オルデシアしょうこく ≫へもうとしてじゅんちゃく(ちゃく)すすめているきんりんしょこくようだ。


 ≪ オルデシアしょうこく ≫のほうはっぱうへいたちじんえいかまえてちゅうとんしているのが、からはまるかりなんだ。


 ≪ オルデシアしょうこく ≫をまもっているけっかいやぶられるのを「 いまか、いまか 」とっているんだろう。


 セロはいったいどうするつもりなんだろう?


 パイづつきをべてるオレをめながらやさしくほほんでくれているセロ。


 オレには、そこそこやさしいセロ。


 セロがかんがえていることりたい。


 だってオレはセロをあいしちゃってるし、セロとはふうだからだ。


 ふうってのは、パートナーにかくごとをしたり、ウソいたりしないもんだ。


 セロとたましいけいやくわしたオレは、セロにかくごとなんかないんだから。

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