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無能?勝手に言ってろ!  作者: カシム
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可能性との出会い

「本当なのか?この国のあのダンジョンに神器があるというのは?」


男はそばに控える男に疑問をぶつけるとぶつけられた男は困惑しながら。


「いえですから只の推測です。ですが今ダンジョンは未だ未発見であり誰の手も入っておりません、なので神器が眠っていても不思議はないかと」


男は地図を広げそのある一点を指し説明した。


「確かに手付かずのダンジョンにはありそうだが攻略できるのか?未発見という事は何があるか分からないんだろ?」


「はい、任せてください!我々に任せてくだされば吉報をお約束いたします」


「んん~、分かった。ただしこの国の者には見つかるなよ?面倒なことにあるからな」


「了解しました!」


***


 あんなことがあった次の日の朝にも関わらずメルの体は日ごろの鍛錬の日課を忘れることなく朝早くに目が覚めたメルは体を起こし部屋の惨状を見渡した。


クローゼットは中に入っていた服が外に飛び出ておりその服も穴だらけになっており着れたものではなかった、他の家具にしてもほとんどが破壊されており使えるものはこのベットくらいであったがこのベットの命もあとわずかな状態になっていた。


それもこれもすべてあのモーリの仕業であった、そのことを思い出すと悲しみよりも怒りの方がメルの中に沸き立っておりそれを発散するためにメルは今日も鍛錬をするために鍛錬用の服に着替えるのだった。幸いなことにこの服だけは無事であった。


 部屋を出るとやはり誰も起きていないらしく真っ暗の廊下が続いており先が見えないが何百回と通った廊下を間違えるはずもなくメルはなんの躊躇もなく真っ暗な廊下を歩き玄関へと向かっていき、外に出るとまず初めのランニングからはじめ弱い妖魔族がいるスポットまで己の武器である鉄の剣を重しに走り出した。


妖魔族とはこの世界にいる種族のうちの一つでありる、特徴としては繁殖の力が高く一部魔力に適正が高いものが存在するが殆どの個体が低知能である。見た目を様々であり人間に近いものや全く違ったもの見た目が良いものからおぞましいものまで多種多様な種族であるが基本的にこの世界にいる種族とは全く交流ができなく世界共通の敵として認識されている。


メルが鍛錬のためにいつも行っているスポットには妖魔族の中で最下級のゴブリンの巣がありいつもメルはその巣から出てきたごグリンを狩ったりして鍛錬をしている、中に入らないのは最下級であってもゴブリンの中には進化した個体だって存在しているため進化した個体「ホブゴブリン」は魔力の扱えないメルには勝てない相手になるからである。

 だがそんな個体は基本的に巣の中から出てこずに下級の者に食料の調達などをさせる。


因みにだがこのゴブリンという種人間の中ではかなり危険視されている種である、その理由がこの種の繁殖能力は極めて高く度々村などに現れ娘を攫い繁殖の道具にされてしまうため村ではかなり危険視されるため騎士団などがよく駆除に向かっているが、駆除する数よりも繁殖能力の方が勝っているためなかなか絶滅させることが出来ずにいる。


メルはランニングを開始し数分が経つころには目的の場所に着き食料を探していたゴブリンをいつものように殺していった、それは完全に慣れた手つきであった。

 草むらに隠れランニング中に狩った野兎の死体を目につきやすい所に置きそこに罠を仕掛け掛ったら他のゴブリンに気づかれないように手早く殺す。手早くやらなければメルでは仲間を呼ばれると一歩間違えば捕獲されてしまう可能性がある為そうしなければならない。


そしてある程度のゴブリンを狩った所でいつもであれば学園に行くために帰らなければいけない時間になってた。


「そろそろ戻らないと・・・・・そうだったな。もう行かなくてもよくなったんだったな」


昨日の出来事を思い出したメルはおもむろに近くにあった木の幹腰を下ろすと其処に丸くなり地面を見ていた、顔に涙を浮かべながら。

 家では泣けなかった泣き顔を見られたくないというのもあったがあの三人に負けた気がするからこそ家では気丈にふるまっていた。だがここには誰もいない為ため込んでいたものがここにきて一気に決壊したのだった。


ひとしきり泣いた後いつもなら時間が無くなり帰ってからの鍛錬に回していたメニューをやり始めたメルであった。それは持ってきた武器の鍛錬であった、今回は直剣であるがメルは他にも何種類もの武器の鍛錬を何十年も続けているため多種多様な武器を扱うことが出来る程にまでなっていた。


先ほどの訓練は暗殺系に関する鍛錬である、正面からではメルの勝ち目はないからこそ磨いてきた技術である為子の鍛錬に関してはほぼ毎日行ってきている為今でいろいろな技を身に付けたが残念ながら今のところその技術は活かせていない。


メルの武器に対する鍛錬の方法は常軌を逸しているほど高等な内容であった、その内容が同じ武器を持った相手イメージし架空の敵と一体一や多対一の敵と戦うといった内容であった。

 本来であればこれはメルのような歳で習得できるようなものではないがメルの異常なまでの戦闘センスがそれを可能にしている。

 残念ながら天は二物を与えないといった者こそがメルであった。もし仮にメルに魔力があれば間違いなく兄よりも数段強い魔剣士になっていることは確実であっただろう。


そしてんメルはこの鍛錬も何年も毎日のように繰り返しており、だからこそ殆どの武器をメルは扱うことが出来るまでになっていた、その才能は他の物をまったく寄せ付けない程圧倒的なものであると本人も自覚していたがそれ故に考えてしまう自身の体に魔力を扱えることが出来ればどれほど良かったか・・と。


そんな邪念を吹き飛ばす勢いでメルは鍛錬に没頭していきその鍛錬は激闘を極めた、なんせ相手は自分自身なのだから決着など着くわけもなくただひたすらの攻防しか生まれはしなかったがこれでいいのだこの鍛錬の目的は読みをどこまで深くできるのかそこが肝になっているのだから。


学園に行く用事が無くなった為時間に関してはかなりの余裕があるメルはそのすべてを鍛錬に注いでいった。


後のことなど考えることなくただひたすらに鍛錬を続け己の限界をまた破り出来た限界をまた破りといった感じで自身を高めていった。その鍛錬は早朝から夜中まで続きそれを卒業までずっと続けるつもりであった、何かに打ち込んでなければ落ち込み何もできなくなってしまう事を極端に恐れたメルはただ鍛錬にあけくれるのだった。


その日以降メルは家では食事をし眠る事しかせずに起きれば鍛錬帰って食事体を清めた後は泥のように眠り起きればまた鍛錬をといった生活をしていた。


そんな生活が続いていたある日いつものように朝から鍛錬をしていると。


ポタ・・・ポタポタ・・・・。


「んっ?なんだ急に雨か運がないなぁー、それになんだかどんどん強くなっていくような?」


武器の鍛錬をしていると空には急に雲が掛り少しづつ雨が振ってきたが最初は弱かったがその強さはだんだん強くなっていき次第に鍛錬どころではなくなってしまう程の豪雨になってしまった。



「最悪!どこかしのげるところあったっけ?」


 鍛錬を途中で中止し雨をしのげる場所を慌てて探すメルだったがあたりには残念なことにそんな場所などなく森が只広がっていた、場所を探している間もメルの体は雨によってどんどん濡れていき服が肌に張り付いて大きな胸やくびれた腰回りなどの魅惑的な体が強調され始めていた。


”そういえば前にゴブリンの巣の少し行ったところに洞穴を見つけたのよね?あそこだったら妖魔もいなかったはずだし体を休められるかも!”


少し前に鍛錬途中にみつけていた洞穴を思い出し急いでそこに向かったメルだった、少し走った後目的の洞穴の場所までたどり着くと、予想した通り妖魔の気配は全くなくここでなら安全に体を休めることが出来ると確信したメルは洞穴に落ちているまだ雨に濡れていない木の枝などを集め人力で火をおこし始めた。


火はいとも簡単につける事に成功したメルだったがそんな直ぐには服が乾くことは無く暫く火にあたっていることになった。


”私はこれからどうしたら良いんだろうか?あと少しで学園は卒業になる、そうなればあの人が言うように私はあの家から追い出されてしまうだろう。そうなればどうやって生きていくかだが?”


メルの頭の中にはいくつものシミュレーションが行われている、例えば宿屋に入りそこの従業員として働くか、メルは自意識過剰な方ではないが自身は対外的にかなり良い見た目をしていると感じている。

 それを活用すれば生きていくのは難しくないのでは?とも感じている。


 そうこのクライメールと言う女性の見た目はこの国の中ではかなり上位に食い込んでくるほどに魅力的なのだ。

 ピンク色の長髪は見事なまでに手入れされており彼女が歩くたびに左右に揺れ動く髪は完璧なまでに整っている、そして男性であればメルが横を通り過ぎれば必ず目をやってしまう胸部はしっかりと膨らんでおり母性をこれでもかと象徴しているが本人はその視線をかなり気にしている、体は鍛錬のせいかしっかり引き締まっており完璧なプロポーションを誇っている。顔に関して母親譲りのクールビューティーを醸し出し大人な雰囲気を身にまとっている。


これを使われれば貴族や裕福な男性との縁談などは簡単に結ぶことはできるだけのポテンシャルが彼女には存在する、しかし


”誰かを当てにする生き方は危険が大きいし何より私は自身の力で生きて行きたい、それに私は魔剣士になることを諦めきれない!”


彼女の母は今は死んでしまっていないが生前はかなりの実力を持った魔剣士であった、女性の中では最も成功した女魔剣士であるとこの国ではかなり有名な話になっている、そしてその母の影響で女でも魔剣士で大成できると証明した事によりいままで燻っていた女の魔剣士たちが力を増してきているそしてその女魔剣士にとってメルの母「サーラ・リーデンブルク」はまさに英雄的存在であった、その母の背中に憧れたメルはもちろん魔剣士になりたいと言う夢を見るが現実はこの結果である。


メルには魔剣士の才能は皆無であり家からも追い出されようとしている、栄光の中にいる母とはかけ離れている存在になってしまっている現状に涙が出てきてしまいそうになるが、やはりメルにはあの輝かしい母のようになりたいという願望は諦めきれるものではなかった。


しかしメルは女でありあの家とは別にお互い必要にしあえる様な存在がほしいという願望も持っている、しかも家での阻害的な扱いがその願望を更に強くしていることにメルは自身は気がついてはいなかった。


そのまま今後の自分の今後をどうするかを考えているとこの洞窟の奥から。


カンっ


「誰だ!」


すぐさま反応し音のした方に視線を向け気配を探るが何かを見つける事は出来ずそれでも腑に落ちなかったメルは半乾きではあったが火を消し足元にいてあった剣を腰に差すと洞窟の奥へと足を進ませるのだった。


その洞窟の足場はかなり悪く気を抜けば転んでしまう可能性があるがこんな場所で明かりを使えば仮に敵がいた場合自分の位置を敵に教えている事になる為メルは今まで鍛えてきた自身の目を頼りに足を進めていた。


洞窟の中であるから足元にはランダムに凹凸が存在し夜目が効かないものは何十回も転んでしまっていたであろう、もしくは壁などに体をぶつけ前に前進するどころではなかったであろう。しかしメルには夜遅くまで鍛錬した帰りの道は暗いためいつの間にか夜目が聞くようになり洞窟入り口からくる僅かな光でもある程度なら問題なく進むことが出来る。


「流石にここまで来ると何も見えなくなってくるな」


既にメルは洞窟の入り口からかなり奥まで到達しておりそこまで来ると入り口からの光などは無くなってしまうため流石のメルでも光が無くなってしまえば夜目などは効かなくなってしまう。

 流石に何も見えなくなってしまえばこの凹凸が激しい洞窟を進むことはできない為苦肉の策としてメルはもしもの場合に備えて持ってきていたライトを懐から取り出すとそのスイッチを起動させ真っ暗だった洞窟に光を与えた。


先ほどまでは夜目のおかげで辛うじて見えていたが今ははっきり見えている為この洞窟の広さや高さなどがはっきり視認できるようになった。

 広さはそこそこで高さもある程度確保されているがやはり壁や床の凹凸は激しかった、もし転んでいたらかなり痛かった事であろう。


”しかし、先ほどの音は何だったんだ?気配はしなかったしここまで来ても何もないそれにこちらはライトまでつけているのにも関わらず何もしてこない?いったい何だったんでしょう?”


かなり奥まで進んだメルは、ここまで来ても何もない事に対して怪しさや不気味さなどが心の中に膨らんでいった。


”奥までさらに行ってみるか?それとも引き返して家に帰るかどちらにしましょう?”


迷っていた、このまま洞窟の中を探索するかそれとも余計なことはせずにこのまま引き返し雨が止むまで大人しく待ち家に帰るかを。

 このまま進めば危険が待ち受けているかもしれない、そうなればメルの力では解決できない可能性が高いため結局のところ引き返すことになる。だがこの先何かあるかもしれないとメルの中の女の勘がそう言っている気がしてならなかった。


”もしもこの洞窟がダンジョンであったら?こんな場所にダンジョンがあるなんて聞いたことがない。もし私の仮説が正しかったらこの先にダンジョンの最奥には何かしらのお宝があるはず!”


 ダンジョンとは大昔から存在する遺跡に似た場所の事を指しその場所の最奥には高い可能性で国宝級のお宝が発掘されてきている、何が出てくるのかは行ってみなければ分からないが発掘される宝は武器であったりアーティファクトであったり金銀財宝であったりと様々だがそのすべてが価値のあるものだと考えられているが、ダンジョンに関しての情報はかなり少なく殆どがたまたま見つけたものである為世界で見つかっているダンジョンの数はかなり少ない。


しかもダンジョンの中には大量の妖魔族が潜んでおり中には未確認の妖魔すらいると予測されている、中に入った者の大半は生きてそのダンジョンから戻ってこれない程、高難易度になっている。その為このダンジョン探索は国家事業にもなっているほどであるが今では既存のダンジョンは探索し尽くされておりお宝が残っていない為今では軍の訓練などに使われている。


そんなダンジョンの中で最も価値があるとされている物がある、それは神器である。

 神器とは今はもう再現できないほどの高レベルの武器であり驚きなのがこの武器には意志が存在する。しかも実体化すらするのだ。そしてその意志は持ち主を選ぶための装置であるかのように持ち主を選定する。決して見つけたものがその神器の主になれるわけではない為誰がその武器の使い手になるかはそのものの実力次第になってくる。


そしてその神器の所有数が国同士の力の物差しになっているほどこの神器というのはけた外れの力を秘めているのである。


メルが住んでいるこの国ウラシール王国は5本の神器を保有しており国としての地位を盤石にしている、神器の多さが国の物差しになる為この神器がなかった場合この国は只のカモになり他の国に属国にされていてもおかしくわない状態になっている。これが逆の立場でもウラシールは新たな領土を求めて神器を保有していない国に対して戦争をちらつかせ属国を強要した事であろう。


因みにだがウラシール国の保有する神器の1本はメルの父である「シュナイド・リーデンブルク」が所有している。

 シュナイドの実力は王国の中でもかなり上位に入っており神器に選ばれる資質は十分にあった為国が試しに神器に会わせたところ神器はシュナイドを自らの主とした。


その神器とは【炎結晶の大剣】≪高熱量が込められ結晶を刀身とした大剣すべて熱を自在に操ることが出来る。力を開放すればその熱量は太陽に匹敵する。≫


すべての熱を操るその大剣は目の前に敵として立ったものを一瞬にして燃やし尽くし灰すら物も残すことはない程の高熱を発生させることが可能になっている。しかもそれを広範囲に飛ばすことすら可能な為シュナイドに大軍で襲い掛かれば全滅は確定的なのである。


シュナイドはその力で何度も国の危機を救った為今ではかなりの権力を有する騎士団の団長にまで上り詰めている。まさにこの国にとって英雄的存在であった。


これほどの武器の力を打ち消せるのはやはり神器しかない為神器が国の物差しになってしまうのは必然なのである。


そしてその神器はダンジョンからしか発見されないため国はダンジョンの発見に躍起になっているが残念ながらこの数十年新たに発見されたダンジョンは無かった。


”でもやっぱり何かありそうな感じがするのよね?”


未だにメルは洞窟の奥に行くことを諦めきれずにいた、なんたって新たに発見されたダンジョンかもしれないのだしかもここまで敵の一匹も出てきていないという事はこもしかしたらメルにも最奥に行ける可能性があるかもしれないと考えてしまうのは仕方がないことである。


”よし!このまま奥まで行ってみよう、もし危険があればその時は逃げればいい事だし”


そう決心したメルは止まっていた自身の足を前に動かしそのまま洞窟の奥に進んでいった。


そしてまたしばらく歩いていると目の前には残念ながら壁が出現したのだった。


”ここまで来て壁?ここまで何もなかったけど最後にあるのはこの壁?いったい何なのこの洞窟は只自然にできただけの洞窟だったの?でも”


未だにメルはなんか説明できない違和感にも似た何かを感じ取っておりやはり何かこの場にはあると自身の勘を頼りに壁などを調べ始めた。

 いろんな場所を触ったり叩いたりしているうちにメルが通ってきた通路から何者かの気配がこちらに近づいてくる事に気が付いたメルは壁を調べるのをいったん中止しライトの明かりを限界まで落とし辺りを見渡すと壁の凹凸と凹凸の間に身を隠せる場所を見つけそこに身を隠すために移動し壁に体重をかけ出来るだけ体を隠した。


すると


ガコンッ!


”!!!!!!!!”


体重をかけた壁が急に倒れ穴が出現したメルは踏み止まることが出来ずにその穴に吸い込まれていった。


穴に落ちたメルは滑り台を滑るかのように滑らかな斜面を滑り落ちていくこと数分かなり下まで落とされている事を認識しながらも抗うことはせずに滑り落ちていった。


そしてようやく何も見えなかった先に光が差しこの滑り台の終わりを告げていた、その光に包まれようやくゴールにたどり着いたメルの目の前には見たこともない景色が映りこんでいた。


真っ白な部屋であった、巨大な部屋であった。

 ただただ広すぎるだけの部屋であった。そしてその中心には家具であるメルの家にあるベットよりも数倍の大きさを誇る天井付きベットが存在していた。


人間は気になったことに関してそれが何なのか確かめずにはいられない、メルに関しても同じである。

 ベットにはいったい何があるのか気になったメルはゆっくり音を出来るだけ立てないように歩を進めやっとベットの目の前までたどり着いたがカーテンに遮られており中を確認するにはカーテンを開けなくてはならなかった。


そんな事をすれば中に誰かいた場合起きてしまうかもしれないが好奇心には残念ながら勝つことが出来なかったメルはゆっくりとそのカーテンを開けるのだった。


そこには。


”女の子?なんでこんな場所に?”


カーテンを開けた中にはベットで安らかに眠っている少女が横たわっていた。

 この場所にいるだけでも違和感があるのにこの少女には更なる不可解な点が存在した、それは首元にある首輪とその首輪に繋がれた鎖である。その鎖はこの少女をこのベットから出れないようする為か鎖はベットに繋がれていた。


「何なの?この子は?」




「面白そう!」


「続きが気になるかもしれない」


「期待できそう!」


なんて思った方が居たらぜひとも下の星を1以上お願いします!


ついでにブックマークもしてくれると執筆の励みになります!


感想も受け付けているので辛口でもいいです!ぜひお願いします!

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