理由
聖獣から神獣に変更しましたこれからは聖獣ではなく神獣として話をすす寝ていくので修正できていな部分があると思いますが気にしないでください。
「それでなんで雪を狙っていたのか聞かせてくれるよね?」
命は助けるが流石にこのような事になった本人の考えは聞かなくてはならない、そのためメルは顔は笑顔だが内心では全く笑っていない珍妙な精神状態の中九尾に質問した。
メルの様子を見た九尾は諦めたように事の顛末を話し始めた。
***
森の奥深くに九尾である私の住処がある、この森の中には多数の魔物が存在しているがその中に私により持つよう魔物など存在していない。しかも私が一番キライな人間や亜人といった種族はここまでこない来ない為ここは私にとってかなり快適な住処になっている。
浅い森のは特に用事などなく出てくることは滅多に無い、いつも暇な一日をすごしその大半を眠って過ごしている。そんな生活は既に何百年と送っている九尾であった。
そんなある日暇すぎた九尾は暇つぶしを兼ねて少し浅い森に足を運んだ、その日が運命に日になることなど知る由もなく。
「なにか懐かしい匂いが?」
寝床から起きて浅い森までのんびり歩きながら進んでいると九尾の並外れた嗅覚が突然懐かしい?匂いを捉えた。
「行ってみましょうか」
流石にそれが何なのか確かめるために少し急ぎながらその匂いをたどった。
***
「はぁ~メル姉は特訓で私に出来る事はなし、つまり今私にはやることがない!はぁ~」
メルと別れた後雪は近くにあった適当な木陰に腰掛けるとそのまま寝そべりそんな事を考えていた。確かに雪にはメルがしたかった力の詳細について知っているがそれはメルも説明を見れば分かるため自分は必要なかった。鍛錬に関しては雪には専門外なのでそっちに関しても手伝うことがなかった為雪はメルの邪魔にならないために少し離れたのだった。
「早く帰ってこないかな~メル姉」
それを最後に何も考えなくなりただボーッと寝そべっていると次第に眠気が雪を襲った、なにせここは木陰だが今日の天気は良く気温に関しても適温其処に心地いい風がたまに吹くのだこれで眠くならないわけがない。
スヤァ~~~
そして雪は気持ち良さそうに夢の世界に旅立っていく。
***
「匂いはこの辺りからしてくるんだけど?」
次第に匂いの発生源に近づいていく九尾、そしてとうとう発生源にたどり着く。
「匂いはこの辺りのはずなんだけど・・・?」
雪の近くまでやってきた九尾はその発生源である木陰で安らかに眠っている雪を見つけ出した。
「たしかにこの子からこの匂いは感じられる、でもこの子のことなど私は知らないはずなのにどうして?」
雪の近くまで来るとその懐かしい匂いは更に濃くなりより一層九尾に今までに感じたこともない安心感を与えた、其処までの安心感を初めて味わう九尾は雪の近くまで移動し雪の事をじっと見つめる。
純白の白く長い髪、風に吹く度に揺れるその髪はなんとも幻想的なまでに見惚れてしまう。顔立ちは整っており誰が見ても絶世の美女であることは疑いようのないほどである、身体に関しも出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいるまさに女性の理想体型となっている。
身長はやや低いが逆にそれが庇護欲を刺激させるスパイスになっている。各有九尾もそんな雪の姿を見ると庇護欲をこれでもかと刺激され、固くはないが柔らかくもない地面においている頭を尻尾で優しく持ち上げるとその下に自身の体を滑り込ませ枕とし雪の体には尻尾を乗せる。
すると
「フフフ♪」
起きてはいないが枕が地面からふわふわの九尾になると雪の寝顔は更にかわいくなっている。どうやら何かいい夢でも見ているらしく可愛らしく笑っている。
(かわいい❤)
うっかり九尾は雪のそんな寝顔にときめいてしまった。
(でもどうしてこの子がこんな森に一人でいるのかしら?服はかなりキレイだから貧民ってわけでもなしにどうして?それにこの子からくるこの懐かしい匂いどこで嗅いだのかしら?・・でも今はそんなことより)
九尾は考えることを一旦中断し雪の顔を再度鑑賞し始めた。
(何度見ても何故か飽きる気がしないのよね?それに近くには誰もいないし・・・そうだ!この子を私の巣に連れて帰ろうかしら!そうねこんなところにいたらいつ魔物が襲ってくるか分からないしね!)
しかし今の雪の睡眠を邪魔するわけにもいかずに雪が起きるまで九尾は寝顔鑑賞を楽しむことにしたのだったが残念なことにその時間は邪魔者との遭遇によって長く楽しむことは叶わなかった。
***
「そして雪を攫おうとしたものを殺して最後の一人になったところで貴方が来ました。事の顛末はこんなところです」
すべての説明を終えると九尾は黙ってしまった。
「ねえ、メル姉どうするの?このキツネさん」
「キツネ?ってなに雪?この獣は神獣で種族名は【九尾】だぞ?」
「へ?神獣?九尾?」
雪には日本知識として知っている九尾とは日本の大妖怪としてかなり有名であり諸説あるが大きなキツネの姿をしているとされているが、今目の前にいる九尾はそんな大妖怪には見えなかった。
「神獣っていうのは、はるか昔から生きている獣でその起源はほとんど判明していない。その中で九尾はかなり有名な神獣になっている」
「へぇ~そんな有名な神獣がどうして私なんかを?」
「私にも分からないが雪「あ”?」いっいや君から懐かしい匂いがしてその匂いを嗅いでいるととても安心したんだ、だから」
「私ってそんな臭う?メル姉」
「あぁとてもいい匂いがする」
そう言って雪を抱きしめるメルゆきの顔もまんざらではなさそうな顔をして喜んでいる、この二人には何やら特殊な何かがあると感じた九尾は大人しく身を引こうと考えこの場を去ろうと足をすすめるが。
「メル姉お願いがあるんだけど」
雪はメルの腕の中で必殺の上目遣いをしながらメルに懇願している。
「なに?」
「この神獣、九尾連れて帰って良い?」
雪の中にも何故か九尾を目にした時なにか懐かしい感じがあった、それが九尾の感じたものと同じなのかわ分からないが少なくともここのお別れをしたくないと雪は思ってしまったそれに契約も勝手にだがしてしまったし。
しかしこれから雪はメルに養われる立場にある、ダンジョンを出たあとのことやメルの家のことを見た雪はこの世界では戦闘能力は必須だと考えているが残念ながら雪には戦闘の経験などなくましてや今から特訓をしてもあまり役には立てないと思っている。
だが自分には破格の力がある自分ではうまく使いこなせないがメルならばこの力をうまく使えると確信している。
そんなこんなで雪もメルの力になっているはずなので少しは我儘を言ってもバチは当たらないはずである。
「いいよ」
その返答は一層清々しいほどにあっけなかった、雪はメルははじめは駄目だと言うと思っていたが二つ返事でOKが出てしまった。その展開には少し驚いたがOKが出たため次は九尾の返答が問題になった。
「えっと、どうかな?あなたさえ良ければこのまま私達に付いてこない?」
「良いのですか?」
「うん!だって私と契約したんでしょ?だったらあなたももう私の家族だもん!」
九尾に抱きつきながら笑う雪の姿はさながら救いの女神を彷彿させる光景だった。
九尾もこの提案を承諾しメルと雪に付いていくことになったが九尾は一旦住処に帰ることになったどうやら住処に大事なものがあるらしく別行動になる。数日後にはメルの卒業式なのでそれが終わった時に合流すると言って帰ってしまった。
帰り際に雪は「あっ!」っと残念そうな声を出していた、雪は今夜からのベットにあのふわふわが来ると内心かなり喜んでいたがそれがすぐには来ないことに少し残念に思っていたりする。
***
その日雪を攫いに来た集団の痕跡はメル達が去った後に調査に来た者たちによって捜査が行われたが何一つ痕跡は見つからず生存者もいなかった。
「なに!失敗しただと!何をしているこの役立たず!無能!失敗したのなら再度この娘を攫ってこい!早くこの娘を私のもとまで連れてこい!」
薄暗い部屋の一角に見た目はかなり整った男が報告をしている男に向かって怒鳴っている、その男の名前は「ヴァルデン・テューデ」とある商会の長をしている。この男は裏の組織との癒着が激しく犯罪組織が攫ってきた少女に大変興味があり良く購入していた。そして今回犯罪組織が持ってきた一枚の模写を見た瞬間ヴァルデンの股間が醜いほど反応し即座に予約購入した。
期待して待っていたが犯罪組織の持ってきた報告を聴いた瞬間ヴァルデンの機嫌はマイナス値まで急降下し怒鳴り散らしている。
「あぁ、早く私はこの娘を私のものにしたいのだ」
報告を待っている間ヴァルデンは興奮を抑えることが出来ずに何人か娼婦を読んで楽しんでいるがいくら呼んでもこの男の欲望は尽きることはなく彼の息子は模写の少女をいつ犯せるのかと今か今かと待っているのだ。
「再度襲撃部隊を送っております、今しばしのお待ちを」
「ふんっ!早くしろ!このノロマめ!」
それを最後にヴァルデンは奥の部屋に引っ込みまた娼婦を犯しに行った。中からは女の悲鳴が多く挙げられた。
ここはただの娼館ではない裏の金に手を出し身を売られた女の最終到着地点つまりは底辺になるここでの彼女らの仕事は来る客への奉仕なのだがここに来る客の全ては一般的な娼館では己の欲求を満たせない異常性癖の持ち主が全てなのだ。
一般的な娼館では認められない事でもここでは全てがOKになっている、そしてこの男ヴァルデンには嗜虐趣味があり女を殴ることに快楽を覚える性癖の持ち主だった。
ゴンッ!ゴンッ!
「おら!もっと泣いてみろ!もっと私を楽しませろ!」
振り下ろされる拳彼の周りには何人もの女性が転がっている、その全ての顔面が凄まじい事になっている。鼻が粉々に砕けているもの、全身余すところなく青あざだらけの者、歯が全部折られてしまったもの、殴られすぎて死んでいるもの。
いまヴァルデンが組み敷いている女は少し頑丈だったようでかなりの時間彼に殴られている、手の骨は両手とも折られ足に関しも同じである。顔面は既に誰なのかさえ判別すら出来ないほど腫れ上がっている、それでもヴァルデンは拳を振り下ろすのを止めなかった。
はじめは「痛い!止めて!いやーー!」と叫んでいた彼女だが数時間後には何も言わなくなってしまった既に体に感覚はなく意識も朦朧となっている。
「はぁ~まぁこんなもんかっと、よっこらしょ!」
ひとしきり殴り終えるとヴァルデンは彼女を犯し始めるそれが死体であっても関係なしに。
そして数時間楽しんだ後組み敷いていた女を地面に捨てると近くにあった水を一気に喉に流し込みながらある少女の事を思っていた。
「あぁぁ~早くあの少女を私の物にしたい!あの子はどれだけ私を楽しませてくれるのか」
「面白そう!」
「続きが気になるかもしれない」
「期待できそう!」
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