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無能?勝手に言ってろ!  作者: カシム
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ラウンズ

すいません神器ではなく神機です、一部間違えて変換していました。すいません

 あれからメルは白雪を使い騎士との戦闘場を後にし地上に出るべく真でいた騎士たちが来たであろう道を辿っていくことにした、歩いているうちにメルは騎士との戦闘で得られた経験を振り返り色々と考え事をしながら歩いていた。

 ここはダンジョン中には当たり前の様に魔物が存在する、騎士たちが倒したはずだが時間の経過と共に再度出現した様であった。この勝手に殺したはずの魔物が再度出現する現象は世界では今だに解明されていない謎であり多くの学者が研究しているがその話はまたいずれ。


メルはいめ今回の初の戦闘で得られた自身の起きた変化について考えているのだった。


(今回の戦闘で分かったことは、先ず私の基礎的能力は大幅に強化されている。以前の私ならあの騎士の攻撃を素の状態で会えだけ避け続けることは不可能だったはずなのにあの時は息すらの切れる事は無かった、今の状態ならあの試合にも余裕で勝利できる自信があると断言できるほどね。しかも少し神力を纏っただけであれだけの強化が可能なんて雪の力は末恐ろしいわね、それに今着ているこの鎧に関しても重力感なんて一切感じないほど、まるで私服を着ているみたいに軽いしどれもかなりの能力のよう。こんな力が周りに知られたら確実に雪は狙われ私の手の中から離れていってしまう)


その確率は大いにあった、神力だけでも破格の能力に対し他にも色々な能力を持っている神器である。国力が神器に依存しているこの世界では神器であるだけで争奪戦が始まってしまうほどであるそんな中に破格の能力を持った白雪が現れれば奪いああに発展しない方がおかしいのだ。


(雪が私の手の中から離れていくのは絶対にあってはならない!折角できた私の唯一の家族。雪を失ったらまた私は一人になってしまう、それだけは、それだけは・・・・・・いやだ!)


家では常に一人だったメルはやっと見つけは自分を一人の人として見てくれ、接してくれる存在を失う恐怖に同時に駆られていた。また一人になるのかと考えると今にも倒れてしまいそうになる、それ程までに雪との過ごした短い時間はメルにとって掛け替えのない時間になってしまっていた。あの充実感を味わってしまえばもうメルは以前の一人の生活に戻る事はできなかった。


(取り敢えず今は考えていても何も解決はしないし当面は家から雪の正体を隠しながら出ることかな?)


当面の目標が決まったメルはダンジョンを進み続ける。その間にもいくつもの魔物がメルたちを襲いに着たがメルはその全てを感知し姿を現した瞬間に始末していった、数が増え続ける魔物に対しメルのスタミナは全く衰えることなくまるで軽作業をしているかのようであった。

 魔物を屠る数が数え切れないほどになるとまたメルの中に疑問が生まれるのだった。


(当たり前のように使っているが今私の中に握られているこの武器は使ったことがないのになぜ私はこの武器を完璧に使いこなせているのか?だが武器を取るとなぜか分かるこの武器がどのようなものでどのように使うのかが。この武器夜桜は決して力で振るう武器ではなく技を持って切らなければ使いこなすことができない武器となぜか分かってしまう)


メルは不思議に思っているがこの武器に関する知識は白雪との契約した時神力をメルの中に移植する際に神力と共に知識としてメルに継承されたためメル自身のその武器を使った記憶がなくてもこの武器の性質や使い方を理解できるようになっているのである、それは神力に関しても同様であった。要はアフターサービスのようなものであった。


(そう言えば私今まで魔力も使ったことないのに如何して神力の使い方がわかったのかしら?謎ね?)


そんな考え事をしていてもメルの魔物を屠るペースが変わる事はなく順調にこのダンジョンの出口に近づきつつあった。


***


ガルダント帝国にはいくつもの騎士団が存在する、その中でも帝国内での上位者だけで構成された騎士団が存在する。その騎士団は皇帝しか命令権を保有することがで来ない。その騎士団を帝国内ではラウンズと言われ帝国最強の騎士団の象徴として広く知れ渡っていた。


ラウンズ第9席「ルクセン・バード」彼の人生のいて唯一の楽しみは戦いであった。幼い頃から戦うことに関しては天才的な才能を有しておりその才能を有効に使い帝国の騎士団に所属し順調に昇進していった。

 しかし騎士団では彼の戦闘欲求を満たす事はできず彼は闇試合に参加し対戦相手を何人も笑いながら殺した事で裏では「笑殺のバード」と呼ばれ恐れられていた。


その試合を別のラウンズの目にとまり一般の騎士団からラウンズに引き抜かれ、そのあとは彼はその殺戮衝動を存分に発揮しこちらでも順調に席次を上げていった。その間に彼の才能はさらに磨きがかかりその席に相応しい実力がいつの間にか備わっていた。


彼の殺戮対象は魔物に留まらず人であれ殺せるならなんでも良く喜んで汚れ仕事も何百とこなしていた、結果こちらでも裏の異名で呼ばれ始め帝都ではすっかりその異名が知れ渡ってしまい恐れられる存在になってしまっていた。


そんなバードが殺すことの次に楽しみにしておる事は強者との戦闘である、彼は闇試合に出て何人もの強者を下してきた、自身を強者と名乗るものを己の力でねじ伏せ殺す。この行為に最高の興奮を感じる為彼は強者との戦闘をこよなく愛していた。


そんな男は今ダンジョンの進行の遅れをなんとかする為にそのダンジョンへと到着したのだった。


「よぉシラギ、出立に日以来だな」


体は大きく筋肉というなの鎧に包まれており背には大きな戦斧を背負った男、ラウンズ第9席ルクセン・バードが到着した。


「はい、今回は我々の力不足によりご足労誠にありがとうございます」


「さっさとあの無能の場所に案内しろ」


「分かりました」


短い会話を終えるとシラギはすぐさまこのダンジョンの攻略を請け負っている団長の天幕へと案内を開始したのだった。


「団長、お客様が到着されました」


バードを連れたシラギが団長のいる天幕に到着した。


「おい!ゴームル!出てこい!」


天幕に入るなりバードは乱暴な口調でこの騎士団の団長を呼びつけた。その様子はかなり苛立っていた、先ほどのシラギと会話をしていた時は普通だったのに天幕に入ると突然態度が急変したのだ。

 その理由は明白であるバードはこの騎士団の団長が気に食わなかったのだ、理由はいくつかあるがバードが一番嫌っている部分はゴームルの無能な部分である。


期間内に攻略できなかったことに対する無能ではなく自身の部下の裁量を見極めることもできず無駄な損害を出したことに対してバードは怒っていた。自国では物騒な異名で呼ばれているが彼自身はかなり仲間思いな一面があるのだった、だからこそ自身の手柄欲しさに部下に無駄死にを強要したゴームルに腹が立ってしょうがなかった。そして彼はその怒りをぶつける事が出来るだけの地位があった。


「一体何なのだ!攻略が終わるまで呼ぶなとあれほど・・・・・・・・へ?」


「あれほど・・・何だ?言ってみろ?」


苛立ちげにできたガームルは相手が部下だと勝手に思い込み叱責をしようとしたが自分を読んだ相手を視界に入れるとその上からの態度をとる事すら忘れ間抜けな声を出してしまっていた。


「本来ならとっくに俺が呼ばれてもいい頃なんだが、どうして俺は呼ばれなかったんだ?困難と判断した場合俺らのどちらかを呼ぶようにと言われていたはずだが?」


腐ってもここはダンジョン、攻略には本来ならラウンズが出張っても何らおかしくないが重要人物の警護が優先され何かしらの理由で攻略困難になった場合にラウンズの救援を呼ぶようにと言い渡されていたのだった。

 しかしゴームルは意図的にそれを無視し自身の手柄を優先した、その結果いまの騎士団の総員数は攻略を始めた頃から半数は消えていた。まさしく手柄欲しさに部下を無駄に散らせた無能な団長であった。


「いっいえ!そんなバード殿のお手を煩わせるような事ではありませんとも!私の目算ではあと少しで攻略可能なのですよ!それにあのお方の警護が薄れ何かあれば一大事!私はそれを危惧し応援を呼ばなかったのです、はい!」


”何と完璧な言い分なのだ!とっさの出来事とは言えさすが私だ!”


本当は手柄欲しさだがそれを理由にすることなどできるはずも無く即興だが理解はできる言い訳を考えたゴームルは突然の出来事への見事な対応に心の中でガッツポーズを決めていた。


「テメェ?なめてんのか?アァ””?」


その言い訳を聞いた瞬間バードの悪かった期限はさらに急降下しいつ殺されてもおかしくないほどの殺気を纏い始めたのだった。その額には今にも切れそうな血管が浮かび上がるほどであった。


「ここは他国だ!だがこの国奴らはここにダンジョンがあることに気が付いていねぇ!もしここに神機があればそれはこの国との友好よりも価値がある可能性があるんだよ!だが友好を切りたいとも思っていないからこそこの国の奴らに気づかれないように素早く攻略をしろと命令されていたことに気がつかなかったのか!」


現在彼らがいるのは母国では無く他国にいる、そんな他国にあるダンジョンを無断で攻略などすればかなりの国際問題になりかねない事だがどの世界にもこの概念は存在する「バレなければいい」と。

 確かにバレる場合のデメリットは大きいがこの世界では神機を保有している数が国の強さを測る物差しになっているため国同士の関係と神機どちらを優先するかという点に関しては迷いが出るほどに神機の存在は大きかった。


今回の彼らの国の方針は神機が優先となっており国同士の関係を二の次にした、友好国を蔑ろにすれば他の国との関係も危うくなるがそれがあったとしても今回のダンジョンを攻略したと国が判断したのだ。

 つまり彼らの国は何かしらの手がかりを得ているからこそこの強硬手段を取ったのだった。


「このままお前なんかに任せることはできない!と王子は言っている!そのためこの俺が今からダンジョンに向かい攻略に行く!文句ねぇな?」


バードは威嚇しながら有無を言わせないという気迫を体全体から醸し出すと話は終わりとばかりに返答を聞く事すらなく天幕から出て行った。


”おのれ!シラギの奴!私を裏切りやがって!クソ!クソ!クソ!クソーーーーーー!!”







「面白そう!」


「続きが気になるかもしれない」


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