表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
見つめる瞳  作者: 猫神心夜
6/6

VI.優しく接してあげてください

書き溜め最後です。

今回も楽しんでいだけたら幸いです♪

でっかい家なう。

……

………

…………

なぁんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁ⁉︎⁉︎⁉︎


遡ること数分前から。

私達は、家に到着→ハモる→インターホンを押す→祖母が出てくる→家に上がる→部屋に通される→さっきの心の叫び、というのを行っていた。

ま、それはともかくとして、何なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎

何、何なの⁉︎

みなりとの会話で、どんな事情があってかは知らないけど、どうやって金持ちなのを隠してくるかと思ったら!

壁の色が2色だったり‼︎(日焼けで)

何も載っていない台があったり‼︎(円い日焼け付き,壺だと思う)

かと思いきや、大量に宝石を埋め込んだでっかい鏡が壁に張り付いていたり‼︎

しかもそれを剥がそうと頑張った跡があったり‼︎

でもそんな努力を嘲笑うかのように、廊下がめちゃくちゃ広かったり‼︎

使用人が何人もいたり‼︎


…、とまぁとりあえず…

これナニ⁉︎

部屋にメイドさんが運んできたのは紅茶と…だからこれナニ⁉︎⁉︎

パッと見はショートケーキ(普通は小袋の菓子とかじゃね?)。でも苺めっちゃ赤い。クリームめっちゃ白い。スポンジめっちゃ黄色い。しかも表面光ってる!これ、金箔…ッ⁉︎

「ごめんなさいね…梓木菟。今は家にこんな物しかないけど…。貴女も、梓木菟のお友達…、名前、なんていうのかしら?」

おばあちゃんはそう言うと、みなりに尋ねた。

高島たかしま 美奈梨みなりです。」

「そう、美奈梨ちゃん。美奈梨ちゃんもごめんなさいね。人のお婆さんの家まで来てもらっといて、こんな物しか出せなくて…。うちの梓木菟は人見知りが激しいから優しく接してやって下さい。」

みなりは眉をぴくぴくさせていた。

目は『この金持ちめ』と訴えているように見えなくもない。人の祖母なんで優しく接してあげて下さい。はい。

「えぇっと、私達、実はあなた方に伺いたい事がございまして、それで来たんですね…」

そうそう。みなりは家が貧乏だって言ってたわ。だから眉の間を人差し指で抑えてるのね。

で、

「そうそう!そうなのよ!」

私も本来の目的を思い出して言った。

「あのさ、私が11歳か12歳くらいの時って」

おばあちゃんの眉が微かに動いた。

「私、ここで何かあった?」

おばあちゃんは唇を震わせて、言った。

「どうしても、知りたいの?」

私達は頷いた。

「きいても後悔、しない?」

私達は大きく頷いた。

「2人とも、今日は泊まっても大丈夫?」

私達は顔を見合わせ、コクコク頷いた。

「なら、もう少し待って頂戴。夜にはお爺さんも帰ってくるから。」

そう言っておばあちゃんは立ち上がった。

そして近くで控えていたメイドさんに何かを言い、ドアへ向かった。

そして振り返り、

「使用人達に部屋を用意させるから、何かあったら彼女達に言って。私に会いたかったら彼女達に言ってくれれば会いに行くわ。私は今から屋敷をもとに戻してくるわ。」

そう言って出て行った。

そうして私達はこの家に泊まることになったのだった。


なんか怖い…。

書き溜め最後です。

今回も読んでいただいてありがとうございました!


次はいつになるのかわかりませんが、お待ちいだけたら嬉しいです。


では、他作品もよろしくお願いいたします♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ