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見つめる瞳  作者: 猫神心夜
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V.ズレてる気がする...

楽しんでいだけたら幸いですとも。

「な〜つ〜や〜す〜みぃ〜‼︎」

はいっ、夏休みです。

只今みなりと一緒に電車に乗って母方の祖父母の家へ向かっています。

「そういえばしずく、どうしてあなたのおじいさんおばあさんの家に行くの?」

みなりの質問に、私は語り出した。

「実はね…、2人とも金銭感覚がズレてた気がするんだ…。薄っすらと残っている記憶なんだけどね…、6歳の誕生日プレゼントを買ってもらったときに、『このソファーはフワッフワよ〜。』とか『そんな物はいつでも買えるだろ。一生に一度の6歳の誕生日なんだぞ。そんな物より大型テレビとか外国車とかどうだ。』とか『そんな物こそいつでも買えますよ。そんな物よりも家とかどうですか?どうせだから外国に別荘でも買いましょうよ。』『それは良いな。みんなに自慢できるようなものが良いな。庭付きの二階建てとかどうだ?』『いっそのことマンション並みの高さと部屋数の物はどうですか?』とか言ってた気がするの…。結局人形を買ってもらったんだけど…安いからって10体くらい…1体10万くらいする人形遊びに向いてないヤツ…。」

「激しくズレているわね…。」

「次に7歳の誕生日。」

「まだあるのね…。」

「『去年は安いものだったから別荘3つまでなら良いぞ』とか言われたような…。結局何を買ってもらったかは覚えてないけど、近所に大きな公園があるからそれだと思う。」

「…そう…。」

「それからも…」

8歳→ドレス10着(1回ずつしか着ていない)

9歳→猫20匹(血統書付き,しつけ済み)

10歳→ゲーム機+ゲームカセット大量(やっていないものも沢山)

11歳→本棚10個にぎっしり詰まった本(マンガが欲しかったのに1冊も無かった。)

と、語った。

「…激しくズレてるとかいう問題じゃないわね…」

「私も言ってる途中からズレてる気がするんじゃなくて、100%ズレてると思う。」

私達は何だか悲しくなってきた。

そうこうしている間に私達の乗る電車は目的の駅へと到着した。

私達は電車を降りて、改札口を出た。

歩いて祖父母の家へと向かっている間、私は電車の中で話していたときに浮かんだ疑問を話していた。

「11歳のときまでは誕生日プレゼントを買ってもらってたんだけど、その翌年から急に会いに行かなくなったの…。手紙とか電話とかは普通なのに…。今日の事も、この前電話したらやめて欲しそうだったし…」

「それは不思議ね…」

「それだけじゃないの。去年…つまり13歳のとき、一度だけ家に行ったのだけど…、部屋が不自然に広かったの。日焼けしていない壁が多くあったし…、明らかに私から何かを隠しているのだと思う。」

「へぇ…訳ありって事ね…。もしかしたらそこに謎を解くカギがあるかもしれないわね。」

「うん。私もそう思ったの。」

そうして私達は異様に大きな家に…目的地に着いた。

そして私達は、

「ね、ねぇしずく…、これって…」

「う、うんみなり…、隠さなくてもわかるね…」

「「ゼッタイ金持ちだ‼︎」」

キレイにハモった。

今回もありがとうございます♪


する事全然終わんないっすわ~

うんヤバい!

見なかったことにして華麗にスルーして次話もどうぞよろしくお願いいたします♪

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