IV.どうしよう、私のせいだ...
ささ、もう何にも言いませんとも。
楽しんでいだけたら幸いですとしか。
その後、保健室を出た私とみなりは教室へ戻った。
『ガラガラ』
教室を開けると高柳さん達が寄ってきた。
「美弥妃さぁ〜ん、あなた、高島さんが怖いのですってねぇ。高島さんも嫌われたらしいわねぇ〜。」
えええぇ⁉︎
どうして私がみなりを嫌ったって事になってる訳なの⁉︎
「どういうこと⁉︎」
戸惑っている私の代わりにみなりが叫んでいた。
「どういうことも何も、美弥妃さんは高島さん?あなたの顔を見過ぎて気を失ってしまったのよぉ?と、いう事は!美弥妃さんはあなたの顔を見たくも無い位大嫌いという事なのよぉ‼︎」
高柳さんは言い放った。
そう、高柳さんの言った事は当たり前の事なのだ。だって私はみなりを見て気を失ってしまったのだから。
「ご、ごめんねみなり…どうしよう……、どうしよう、私のせいだ…」
「いいのよしずく。勘違いの多い人間が居るだけよ…。」
そう言ってみなりは私の手を引いて教室を出た。
「福島t!2人、早退します‼︎」
と、廊下でスレちがった福島tに告げてさらに走った。
「うおいおいおいおい!美弥妃、もう大丈夫なのか⁉︎ あと、もう終業式だけで終わりなんだが‼︎」
とかなんとか言ってたけど知らない!
そして私達は校門を出たのだった。
明日から夏休み!
真実を探すんだ‼︎
今回もありがとうございました。
次話もどうぞよろしく。
え、これ何か言う空気?
人見知りなので先輩の距離が近いときビビります。
でも無表情なもんで、多分バレてないと思います。
おほん。
ではまた♪