私に友達なんていません
今回は中山くんは出ません
昼休み
私は読み終えた本を返しに図書室に向かいました
図書室に入ると、中は誰もいません
図書室はとっても静かです
私が学校で一番ゆっくりと過ごせる場所ですね
誰も居ないので、カウンターに置いておきましょう
・・・・・
すいません皆さん
私以外に人いました(図書委員)
私は図書委員を起こします
「何だよ〜もう少し寝かせろよ〜。ん?なんだ千春か。何しに来たの?」
「見ての通り本を返しに来ました」
私は本を返却します
彼女はメガネをかけ、面倒臭さそうに作業します
この図書委員の名前は鈴木 亜利沙
この学校で数少ない読者好きです
たまに本のことで話したりします
でも友達ではありませんよ(ここは譲れません)
「千春教室に戻るの?」
戻りますけど何か?
もしかして1人が寂しいですか?
「あんたに言われたくはない。戻るならさっさと行ってね〜。私は今から寝るから」
じゃあここに残ります
「いや何で残るんだよ」
あなたを寝ない為ですよ
「私への嫌がらせの為かよ」
あと教室がうるさいからですね
「あぁ分かる〜教室って本当にうるさいよね〜」
男子は変な遊びで盛り上がったり
「女子は恋バナでキャーキャー騒いでるよね〜」
静かなのが一番ですね
「同感」
そういえば亜梨沙はいつも昼休みにここに居ますが他の図書委員はいないのですか?
「・・・千春、今・・・何て言った?」
亜梨沙以外の図書委員はここにいないのですか?」と聞きましたが
「・・・・・」
何固まっているんですか?
「・・・いや〜千春が私のことを名前で呼ぶのは初めてだな〜と思ってね」
!!!
「そんなに驚かないても・・・あーでも私は嬉しかったよ。名前で呼んでもらえて」
普通そのくらいでは嬉しくはないと思いますが
それだけあなたに友達がいないということですね
「だから千春だけには言われたくないな〜。友達0なのに」
わ、私にも友達くらいいますよ(嘘)
「本当に〜?」
本当です(嘘)
「中山くんとか?」
何でそこで中山くんが出でくるのですか?
「だって隣の席なんでしょ?」
何故そのことを亜梨沙が知っているのでしょう
私は教えたことはないのですが
「私のクラスでも噂になっててね〜。超イケメンの中山くんの隣の席は読書ばかりしている地味っ子って。聞いた瞬間千春だと思ったけど本当らしいね〜」
どうせ私は地味な女ですよ
「ん〜、でも千春は顔も可愛くてスタイルも悪くないからモテると思うんだけどな〜」
お世辞はいりません
「お世辞じゃなくて本当だって〜。で、中山くんとは友達?」
だから違いますよ
たまに話す程度です
「本当に〜?」
しつこいですね
「じゃあ明日ここに中山くんを連れてきてよ。本人にはから話を聞くから」
何でわざわざ中山くんを連れてこないといけないのですか
中山くんは昼休みに他のクラスの人も交えて楽しく会話しています
その中に私が入り、図書室に連れてくるのは難易度が高すぎます
「連れてきたら何か奢るよ」
その話本当ですか?
「本当だよ」
その言葉絶対忘れません
「何か千春がやる気満々だ」
私はそれから中山くんを連れてくる方法を考えた
もちろん授業中も
そして授業中考えすぎて、ノートに板書を書き忘れて帰りが遅くなったのを後悔している
読んでいただきありがとうございます
誤字などがありましたら教えてください




