表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/16

#015「夏の終わり」

「おはようございます、清水課長」

「おはよう、小川くん。久し振りだね」

「ご無沙汰致しました。あっ、池波さん。おはようございます」

「おはよう、文子ちゃん。しばらくだったわね」

「おはようございます、池波さん」

「おはよう、浩次くん。恵子ちゃんや悠真くんは元気?」

「おかげさまで、相変わらずです」

「そうそう、文子ちゃん。この度は、結婚おめでとう」

「ありがとうございます」

「池波さんも、ご存知でしたか」

「あたしを誰だと思ってるのさ。唯一、社内を自由に出入りできる人間だよ?」

「さすがですね」

「壁に耳あり、障子に目あり。わが社に池波さんあり」

「大洋くんって言うんだってね。写真では、取っ付き難そうなオーラを感じたけど、実際のところは、どうなのさ?」

「話してみたら、素朴で真面目そうな良い人だったんです。写真に関しては、レンズを向けられると緊張する性格なのが原因だと思いますよ。ツー・ショットだと、こんな感じです」

「笑うと、いい顔だね。優しそうな雰囲気だ」

「あたしも伊達に長生きしてないから、色んな夫婦を見てきたけどさ。これは、うまく行くね」

「そうですか? そうだと良いんですけど」

「きっと幸せにしてくれるよ。僕も保証しよう。しかし、寂しくなるなぁ」

「何言ってるんだい、浩次くん。すぐに慣れるわよ」

「今まで、お世話になりました。本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」

「僕も、小川くんからを指導しながら、様々なことを学んだよ。こちらこそ、ありがとう」

「元気にやりなさい。忘れ物は無いね?」

「はい。また、お会いしましょう」

「またな」

「またね」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ