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ユエとリィアンの冒険  作者: 村咲 遼
13/18

来月の末はハロウィンだって

今日、ママが病院から帰ってきたんだ。

そうしたら、ママ、


「あったぁぁ……良かった。10月からのスケジュール帳を大きめにしたから、バッグのなかがぐちゃぐちゃになるから、仕分けようの袋を選んだけどサイズがあったよ」

「……ネェもしもし?ママ?袋は良いけど、何か増えてない?」

「え?え、えぇぇ、リィアンちゃん。A5サイズのノート買ってないよ‼二冊‼」

「言ってるじゃん‼ママ‼無駄遣いダメ‼」


リィアンはめっとする。


「だって……ハリネズミさんがらのノートがあってね?」

「何に使うの?ママ。次使うからって買ってきて、何冊ためてるんですか‼」

「うわぁぁん、リィアンちゃんに怒られたよぉ……」

「ママ?お片付けしようね?」


今回はユエも口を挟まず、ママが買ってきたものを確認している。


「ママァ?これなに?」


水色のふかふかした毛の太く長い綿の入ったもの。

長さは約80センチ、そして両端にプラスチックのクリップがついている。

パッチンとはめ込むらしい。


「あ、それは、ママがストレートネックで首が痛いから、リラックスできるように買ってきました。普通のコの字型よりボアの布が気持ちよくてお気に入りです‼無駄遣いじゃありません‼」

「そうだね~」


ママはストレートネックと言う、首の歪みに悩んでいる。

普通の首は反るようになっているのだが、ママのはストレート……まっすぐよりも逆になり、その上左に歪んでいるらしく、酷くなると左手が麻痺する。

ビリビリとした感覚と、薬指小指がひきつるのだ。


で、週に二回首の治療と肩と腰の治療を続けている。


「えっと、レシートには、1080円?ママ、ひとつないよ」

「あぁ、お水買いました。で、首のは216円です」

「袋と、ノート二冊と、それと、水と、後は?」

「洗濯用のクリップハンガーです‼108円‼」


見せる母に、最近貯蓄をさせようと貯蓄ノートに使ったものを書き込んでいたリィアンは、ユエがだした3本の棒のようなものに唖然とする。


「ママ。ちゃんばら?ちゃんばらごっこ?」

「ん?違うよ?はい、ユエちゃんおしり向けて」

「はーい‼」


ユエが後ろを向くと、おしりの部分にそれをつけて、そして棒状だったものをくねくねと形を変える。


「はーい、出来た~‼ヒョウさんの尻尾。ハロウィンの仮装グッズにあったんだよね。あ、リィアンちゃん逃げるのストップ‼」


とっさに逃げ出そうとしたリィアンを捕まえると、別のを尻尾の位置に挟み……クリップがついている……中の針金を曲げていく。


「はい、出来上り。リィアンちゃんはとらさん~。月花ちゃん」

「はーい‼」


体は大きいが動きが可愛らしい月花の尻尾には、ピンク色のヒョウ柄の尻尾をつけた。


「よしよし。これでハロウィンの準備は終わり。本来は、ハロウィンは、カボチャじゃなくてかぶに顔の模様を書いたんだよ。それがアメリカに伝わって、日本でドテカボチャって呼ばれる、家畜用の大きなカボチャに、顔をくりぬいたりしてるんだよ」

「魔女の帽子は?」

「あれは、元々、イングランドの言い伝えで、10月31日に妖精達が、ランズエンドにある妖精のお城にみんなが戻ってしまうの。その代わり、魔物達が外を出歩くって。で、5月1日には、扉が開き妖精が姿を見せるって。で、その言い伝えが色々な地に広がるに連れて仮装して、『トリック オア トリート(何かくれなきゃいたずらするよ)?』って家々を回るようになったんだよね。地域のお祭りでもお練りって言って、家々を回っていたけど……風習は途絶えて、面白いこと、新しいものに飛び付くんだねぇ……」


首をすくめるママに、リィアンは、自分の尻尾を示す。


「ママ‼僕の体じゃなくてロンパースにつけてくれてるけど、これだって、その新しいものでしょ⁉それに、無駄遣いはダメでしょ‼」

「だって、ユエちゃんとリィアンちゃんと月花ちゃんに似合うと思って‼あ、そうだ‼ママ、今度、着ぐるみで、ネズミの女の子の格好するからね。尻尾あるよ‼一緒一緒」

「わーい、おそろい‼」


ユエが万歳をする。


「ママとおそろい、楽しみだね‼」

「324円……」

「リィアン。もしかして、一人だけとらさんが嫌なの?とりかえっこする?」

「……もう良い」


今までの経験上、ユエは正真正銘のボケで、ママはマイペース。

言ってもウフフキャハハと二人で遊ぶに違いない。


ママのおこづかいちょうをにらみつつ、どこからこの324円をひねり出そうか考え込むリィアンだった。

100円ショップ大好きです(〃⌒ー⌒〃)ゞ

うちの地域には、昔ながらの100円ショップがあります。

消費税を未だに取らない、良心的なお店です。

その代わり、ビニール袋がお金がかかるので、エコバックを持っていって買います。

そこでスケジュール帳を買いました。

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