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赤色の夢  作者: 灰ゆな
7/10

第5話「その平和が一番いい」

その次の時間、なんとか寝ないで授業に参加できた。

谷ちゃんの言葉が呪文のように聞こえてが。


「あ~、これでこの時間の授業を終わりにする。」


「五月くん~。先言ってるね~。」

「ああ。」

僕も行かないと。

「お二人さん、仲がいいですな~。」

おい、誰だ。

「俺だ!山崎悟(やまざきさとる)だ!!」

「誰だっけ?」

「おい!クラスメイトだぞ!俺!」

「ふーん。」


「おい・・・。」

「それより、僕と卯月が仲いいってなんだよ。」

「だって、夢野と五月は一緒に行動したり、一緒に弁当食べたり・・・。」

「あのなー、僕は好きで卯月と一緒にいるんじゃない。一緒に弁当食べてるのは部活の皆と食べているか ら卯月と一緒に行ってるんだ。」

「(チッ)でさー、」

「話を変えたな!!しかも心の中でなんか思ったよな!!」

「それより行かなくていいのか?」

「あ、またな!え~と・・・「山崎悟!!」あ、そうそう山崎!!」

「いま、下の名前忘れたでしょ!おい!ちょっとー!」

うるさいなぁ・・・行けっていったのは自分だろう・・・。

僕は弁当を持って部室に行く。

僕と卯月が仲いいだと・・・そんなの馬鹿げてる。

同じ部活なだけなのに・・・。


そんなことを考えて歩いてると部室の前に付いた。

いや・・・ここは仮の部室だけどね。

本拠は別の場所にある。


まぁそんなことは置いといて入ろう・・・。


ガラッ


その風景は結構広い部屋に机が8脚くっつけてある光景だ



「おじゃましまーす。」

「あ、こんにちは。大神先輩。」

「ハロー。先輩。」

「ああ。」

最初に挨拶してきたのは天里弥生(あまざとやよい)

1年でピンクの長いふわふわした髪が特徴だ。

次に挨拶してきたのは基山春歌(きやまはるか)

黒いポニーテイルが特徴だ。あと黒い伊達メガネをしている。


「五月。遅い。」

「ごめんごめん。えーと誰だっけ?まぁいいや。変な奴と話してた。」

「ふぅん。変な奴って誰だ?」

「名前忘れた。」

「頭大丈夫?」

「だ、大丈夫だよ!!」

ダメだ。あいつ影薄すぎて分からん。名前はパッとしてるのに。

「ところで変態先輩と睦月は?」

「変態先輩は来ない。睦月はさっき来たけど弁当忘れて取りに行った。」

「・・・」


よし。いつもの二人だ。


ガラッ


誰かが部室(仮)のドアを開けた。


「遅くなりましたー。」

「・・・・・」

「あ、変態先輩と睦月。」

「ねぇ。毎度言ってるけど俺一応先輩。」

「睦月はいいとして先輩は何をしてたんだ?」

卯月・・・先輩にまでタメ口かよ・・・

「え、」

「言えよ。じゃないと先輩の弁当取り上げるよ。」

「先生に怒られてました。」

「怒られた理由は?」

「・・・7回連続課題忘れ・・・。」

うわー。

「え、先輩。小学生ですか?」

「う・・・」

「小学生でもそんなに忘れないだろ。」

「うう・・・」

『先輩・・・恥ずかしい人』

睦月もカンぺに書いて先輩に駄目出しをする。

「うう・・・俺、これでも先輩なのに・・・扱いが・・・。」

「長月先輩・・・。大丈夫ですか?」

「え・・・弥生ちゃんは俺の心配してくれるの!!」

「長月先輩・・・。帰ったらすぐ課題やってすぐに鞄に入れるといいですよ。

 そしたら忘れませんし。・・・てあれ皆さんどうしたんですか?そんなに笑って・・・」

「そ、そうですよ先輩。帰った、らす、ぐに宿題、を・・・ひぃ・・・笑えるw」

「その前に手洗いうがいも、す、するんでーあははは!ひいは、腹が痛いw」

ダメだ。僕もつい笑ってしまう。

卯月もすごい勢いで笑ってる。

先輩はショボーンとしてる。

弥生も春歌も笑ってる。



ただ一人、睦月は笑ってない。


「?」


睦月は首をかしげている。


「おい、睦月。お前は笑わないのか?」

『笑い方・・・知らない』

「え、」

「え、ええええええええええええ」

「え、じゃあ、泣く感情は?」

『なにそれ?』

「え、じゃあ喋ることは?」

『喋れない。だからこうしてカンぺに書いてる。』

「マジですか・・・」

てか喋れないって何!?普通の人間なら喋れるよ!喋れない病気か?


「もうそろそろ食べませんか?」

弥生が言う。

「まぁ・・・考えてもあれだしね・・・。」

「ねぇ!食べ終わったらトランプやろうぜ!」

「あとでね。」

「え、じゃあ放課後な!あ、集合場所はここじゃない。本拠だ。ついでに強制参加。」

「別にいいけど。」

「てかさーあれだよなーわざわざトランプの為に行かなくても・・・。」

「先輩が課題忘れ7連続のことバラすけど「分かった。行く。」・・・分かった・・・」

「じゃあ、食べるぞ。」


「この卵焼き美味しい・・・。」

「え、嘘ッ。1ついい?」

「え、じゃあ春歌の余ってるキュウリ貰ってもいい?」

「もちろん!」


弥生と春歌が食べ物交換してる。女子ってこういうことをやるのか?

でもこういう風景を見てると平和だ。

復讐なんてしてないぐらいの平和だ。

でも平和が一番いい。


「僕食べ終わったから先に教室に戻ってるね。」

「分かった。放課後来いよ。」

「あーはいはい。」


ドアの前に立ち、

「んじゃ、失礼しました。」


挨拶をしてドアを開けた瞬間、



ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアン



「!!」

「な、」

「なんだ今のは!」

「五月無事か!?」

「僕は大丈夫!」

「なんなんだ今の爆音・・・。」

「・・・・」

「なによ、爆発!?」

「こ、恐い!!!」

「まて喋るな!!」

「!!」

「来るぞ・・・。五月!1回部室に入れ!」

「え、あ、うん」

僕が部室に入った瞬間、


ドガアアアアアアアアアアン


「う、うわっ!!」

「ひっ」

2回目の爆破。


ドガアアアアアアアアアン


遠くで3回目の爆破。


そして、遠くで、

「きゃあああああああああああ!!」

「あ゛あああああああああ!!」

「いやあああああああ!」

「だれかああああああああ!!




爆破に巻き込まれた生徒の悲鳴が聞こえた。

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