表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
OLの食事  作者: 東山田雲
1/6

第1話 OL35歳独身ブラック企業勤め、忙しい日々の中の食事

 今日も忙しい……

なんだよ!搾取だよ!こんなサービス残業もあり、ハラスメントあるし、有給?完全週休二日制?お盆?年末年始休暇?なにそれおいしいの?給料に手当ばっかりで退職金を減らすし、もう将来どころか今生きるだけで背一杯だよ。

こんな忙しい日に合うのがカップラーメンだ。


ーPM12.00ー

 昼休憩の時間だ!よし、カップラーメンを作っている間に仕事をするぞ!

まず、お湯を入れると白い湯気が出てきて、醤油と具材と麺が合わさった大地の匂いがした。

早く食べたいなー!

ー3分後ー

 カップラーメンを食べるぞ!

今回は醤油味だからね。

早速、カップラーメンの蓋を開けるとふわふわした先よりも強い醤油味のカップラーメンの匂いがきた。

オイシソ、いただきますー!

ズルゥ。

 ラーメンをすすった瞬間!大地を感じた。

ネギが何もないけど空気が美味しくて風が吹いた大地の草をイメージをし、その草を足に筋肉がつきまくっている牛が「モー」と言い食べる。その大地に小麦が生えていて風が吹いたら小麦が風に乗せられてノリに乗って動く。そしてその近くの海で生きの良いエビがマグロのようにスイスイ泳ぐ。上司が部長に媚びている時のように。

そして、醤油は白い服を着てハチマキを着たいい感じのおじさんの職人が作り、麺も職歴80年のおじちゃん!そのおじちゃんも今もいい包丁さばきで麺を切る!

それをカップラーメン工場がすべて加工して合体させて協力させる!

究極の麺の完成だー!

と感想を思いながら食べているとスープが残った。

スープを一気飲み!

このスープは日がまだ出ていない頃に起きて、スープを鶏と醤油で6時間かけて煮込む!

このスープも職人さんの頑張りで美味い!

あぁ美味しかった。

ラーメンを食べたからこの資料を作らなきゃ!

これ終わるか…今日も…終電逃して会社泊まりだな!

社会は残酷だ…スープ(カロリーの塊)を飲めるのになんで美味い汁の退職届出せないだー!

……あ…そっか、退職届出しても破られるから☆

          終わり

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ