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相手は何者?

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪




タイトル:相手は何者?


ある所に、悪霊に取り憑かれた少女が居た。

少女は、やってはいけない遊びを

繰り返しして居た様で、

挙句、その霊に取り憑かれたとのこと。


悪霊に取り憑かれてから少女は、

様々な悪事を働いた。


まず身内の者を様々な仕掛けによって傷つけ、

中には死傷者も出た。


また昼下がり。

その少女の見舞いに訪れた身内の叔父は、

ベッドから起きてきた少女に

「お前は今日、死ぬ」

と言われた後、本当にこの世を去った。


タイミングから見て

疑いの目は少女に向けられる。

しかし殺しの現場を見た者は無い。

無い以上、少女は犯人に成らないのである。


少女の母「…どうしたら良いの…」

少女の奇行が目立ち、

少女のために周りで傷つけられた者が多くなり、

それによる死者が3人を超えた時、

「これは偶然ではなく、少女がその事件に関与して居る」

と世間はやっと本気で見始めた。


それまでは余りに少女のアリバイが完璧で、

それぞれの犠牲者は事故死による経過が

ほぼ立証されて居たため、

少女に疑いを持つ者をよそに

事件性は回避されていた。


そして少女の母親は、

ある時から少女の家の中での豹変ぶりを

目の当たりにさせられた。

それから母親は本気になって救いを求め、

自分と少女が助かる道をとにかく探し始めた。


そこで医療と牧師の2人に焦点が当てられる。


はたから見れば少女は、

何らかの持病による発作で豹変し、

普段からは考えられない

荒い行動に出て居たと判断された。


しかし「そうではない」と

医療関係者が突き止め始める。

検査の結果どこにも異常は無く、

心理カウンセラーによる

様々なテストをもっても

彼女の異常性は見られなかった。


つまり医療の道に

彼女の回復性は無いとされ、

「もしかすると…」との判断のもと

その解決を牧師に求め始めたのだ。


そこで2人の牧師が

少女のもとに派遣された。

1人は長年修道の道に

入って居たベテランの牧師。

もう1人はそのベテラン牧師を

慕って居た若い牧師。


初めは若い牧師がまず少女の元を訪れ、

その様子と内実を見極めながら、

「本当に牧師が派遣される必要が

あるのかどうか」を探そうとした。


そこで若い牧師は3つの発見をする。


1つはやはり医療によるケアが必要だと言う事。


2つ目は医療ケアに差し掛かるものだが、

いわゆる犯罪を成す薬による発作の為の言うもの。

これは少女のベッド下からその薬の箱が

使われた状態で発見された事による。


3つ目はやはり霊的なもので、

牧師の必要性をそのまま表明するもの。


若い牧師はこの3つの発見を

そのままベテラン牧師に報告。

この時ベテラン牧師も少女の元を訪れ、

すでに少女の内実と

何による回復が必要かを見極めて居た。


そしてベテラン牧師は

若い牧師に向けてこう言う。

「あの子が今求めて居るのは1つだ。2つは必要無い」


若い牧師「…でもベッドの下からあの箱が」


ベテラン牧師「あれはギミックだ。悪魔はしばしばその手を使う。自分から注目を外そうとして」


若い牧師「しかし事実の究明を…!」


ベテラン牧師「君はこの家に篭り過ぎた。奴の懐に入って居る。脱して目を覚ますのだ。こう言う時こそ信仰が必要だ」


それから少女に取り憑いた何者かと

2人の牧師との死闘が始まった。


少女に取り憑いた者は

あらゆる手を使い2人を撃退。

そのうちその場で

ベテラン牧師が持病で亡くなった。


若い牧師は彼を慕い続けてきて居た。

これまでの、

彼との間で培い続けた良い思い出が

溢れ出るほど彼から滲み出て、

その記憶が若い牧師を支配した。


若い牧師「こ…この野郎…!この野郎許さん!!」


私情に溺れた若い牧師は自分の責務も忘れ、

一瞬の感情で少女に馬乗り。

少女の顔に現れて居た何者かを滅多打ちにし、

あと数発殴れば死滅する…?

と言う状況に陥った。


母体は少女の体。

ここでふと又一瞬、

「はっ」

と現実に戻される若い牧師の姿が。


馬乗りになり、

少女の首をしめて居た

その手の力を一瞬緩めた時…


霊「殺せ!そうだこいつを殺すのだ!そうすれば今憶えたお前の恨みを晴らせる!殺すのだ!殺せ!殺せ!!」


霊「それとも何か?結局は臆病に震えて、また元在るべき道に戻るのか??」


若い牧師「し…しかし…!」


霊「お前の責務はなんだ?俺をここから去らせ、いっときの勝利を掴む事には無かったか?」


この最後の言葉を聴いた瞬間、

若い牧師の中では

これまで信じて来た信仰による利害も

感情により一致させられた。


犠牲はつきもの…

長い歴史を見ればそんな事も…

それより霊に打ち勝つ事が先決…

俺は少女と共に犠牲になって良い…

もうすでに今ここに横たわる彼は

その犠牲にさせられたんだ…!…


ここまでの経過は

1秒に満たない一瞬だった。


あとの3発を、

彼は渾身の力を込めて殴った。

少女はその場で絶命。


霊がいっとき離れて行く時、

若い牧師の耳にはこう聴こえた。

「あははwよくやった。それでこそお前だ…」

彼持ち前の心の声だったかもしれないと、

彼自身、あとから何度も思わされるその声である。


それから数日後。

若い牧師はただ、殺人の罪で収監された。


はたから見ると…

少女はただ発作による衝動で

あれだけの事をしたが

それはただ奇行にとどまり、

他者を殺害する行動には今の処及ばない。


これから何かその殺害を

立証する証拠が出れば話は別だが、

あの若い牧師…彼の行動はその結果を待たず

ただ早まったに過ぎない。


それから数年後。

似た様な事件がその界隈を始め、

世界中各地で起きて居たと言う。



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=GfwJo4Ih738

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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