prologue
これは、とある人間が、
小説を書く練習として描いた、
第一歩の物語です。
1日、5000文字という、目標の上、
文章の練習のために書きました。
なので、1話1話、繋がりが微妙な箇所もあります。
小説家になろうで一番の、駄文。つまらない小説が
出来上がってしまいました。
しかし、記録と反省のため、ここに残します。
色んな感想、指摘があると思います。
次回作の糧に活かしたいので、お時間のある方は
感想、コメントしていただければ幸いです。
メモ帳にて、約10万文字程度で、完結済みです。
8月末まで、1日ずつ、その全てを校閲し、
毎日投稿しようと思っておりますので、
推奨しませんが、お時間のある方は、
読んでいただけると、作者の励みになります。
それでは、失礼します。
肌が熱かった。それは、
おぼろげになってきた太陽の明かりに
照らされているからなのか、
先程の戦闘の最中、敵から必死に
逃げ回っていたからなのかは分からない。
その敵は自分達を殲滅した事を確認し、
去っていった。
確認といっても人の死骸や
隠れている人間を探すわけではないので
ほんの数十秒でその確認は終わった。
その確認の対象は、鉄の残骸だった。
人の背丈の数倍はあるソレらが
太陽に照らされ、光を反射し煌めき、光り、
連なっていた。
先程まで自分達が乗っていたものだ。
人型機動兵器
正式名称:ムーヴメント・アサルト
動く殺戮兵器。製造当初は文字通り、
1機で戦況を動かしかねない程の性能を
誇り、戦時に敵国を蹂躙してきた。
その結果、我が国の支配下には、
幾つかの国が入り、条約を交わした
各国の統治をする、一大国家にまでなった。
その国家を一括りにし、今では
eau(東諸国及び、エイジア並び、
アメリア合衆国)と呼ばれている。
そんな一大国家を築き上げた機動兵器、
ムーヴメント・アサルトだが、
今となっては、名前負けも良く、
先程の戦闘においては、たった一人の
“生身の”人間に
1個小隊、39機のムーヴメントアサルトを
殲滅された。
そのような惨状もあり、今では
動くだけの機動兵器という侮蔑の意味も込め
ムーヴメントと呼ばれている。
その、殲滅されたムーヴメントからは、
コックピットが無事だった
数名の兵士のみが脱出し、生き延びたが
だからといって、何も出来るわけではない。
武器を失った我々の戦力は0だ。
ふと脳裏に先程の情景が浮かび、
体が震えた。
目の前に閃光が奔り、その後に、
轟音が響く。それと同時にムーヴメントの
装甲が破壊され、バランスを失った
ムーヴメントは倒れ、その巨躯をいくつかに
分けさせた。
その惨状の作者は、たった一人の
少女だった。
呆れたような、哀れむような表情で
自分達を見上げたのち、雷撃を放った。
そして、簡単に敵の殲滅を確認したのち、
去っていった。
超能力。敵国が半世紀以上の時間を費やし、
開発した新たなる兵器。
ムーヴメントでの敵国の占領が
完了しようというその頃、その兵器は
完成され、戦況を覆される結果となった。
資源を必要とせず、人間さえいれば
短時間で圧倒的な戦力を手に入れられる
ようになる。そんな悪夢のような力を
敵国は手にした。
それが、eauと対を為す一大国家、
wer(西諸国及び、
エウロペ並びに、ラージア国)
である。
werの超能力者一人に、
ムーヴメントを破壊された俺は、
なんとか無事だったコックピットから降り、
辺りを見渡し、無事な味方兵士の確認を
行い、撤退の準備に入る。
と、その時ふと小さな鉄製の
容器が目に入った。
それは、夕焼けの灯りを反射し、
そこに佇んでいた。
日没間際。日が沈めば見えなくなってしまう
であろうそれは、幸か不幸か
自分の目に入った。
自分はそれに近づき、手に取った。
容器には蓋が付いていた。
開けて中身を見ると、その中には何錠かの
薬が入っていた。
後に医師や博士に見せれば何か
分かるかも知れないと思い、
ポケットに入れ、自軍への撤退を始めた。