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第4話 女神による解説と能力選出

こんばんはです!

実は10人くらいに見てもらえたら御の字かな〜、くらいの気持ちでしたが、想像よりも多くの方に読んでもらえてびっくりしました・・・


それでは第4話をお楽しみください!


「ではまず、転生するあなたの魔物についてお話ししますね♪」



 満足する返答を聞いたからか、やけに女神がルンルンと上機嫌になっている。

 魔物への転生。欲望を満たせるならば願ってもない話だが、さっきのゴブリンみたいな見た目になるのは結構抵抗がある。だが、見た目は普通の人間と大差ない感じにすると言っていたから大丈夫だと思いたい

・・・大丈夫だよな?



「ちなみに、こういう特徴を持った魔物になりたい、みたいな希望とかはある?」


「格闘術・・・物理戦って言えばいいのか? が得意な奴がいい。あと、見た目に関してはあまり醜い姿のは嫌だな。」


「承知〜♪」



 ウキウキと女神が両手でキーボードのようなものを出現させて操作している。今あれで情報を操作して俺の肉体を生成しているのか。



「他に何かあるかな?」



 他にか・・・恐らくもう俺には関係のないことだが、一応気になっていることはある。



「たしか、異世界の人間の数が想定よりも増えたから、バランス調整のために魔物を出現させたんだよな? 俺の元いた世界でも同じことが起こるかもしれないのか?」


「可能性としてはあり得るわ。でも、世界によって想定している人間の数って大きく違うのよね。たとえば、あなたの元いた世界ならば大体90億人前後が許容量よ。でもこの異世界は50億人にギリ届かない程度が許容値なのよ。今は大体50億人と少しの人間数だけど、400年前は60億人超えてたのよ。」



 なるほどな。たしか、元いた世界の現在人口数は80億人手前くらいだったか。まだ10億人くらいの余裕はあるってことだな。



「でも、今の異世界はちょっとのきっかけでまた急速に人間の数が増加して、バランスが崩れてしまいかねない状況。そうなると、バランスの崩壊によって食料や資源の枯渇から始まり、それを巡っては人間が戦争を始めて、更に食料と資源を求めて、の無限ループが始まるわ。結果として戦争によって人類の数は減るけど、世界そのものに大きな爪痕や打撃を与えてしまうことになるの。」



 確かに難しい問題だな。魔物による人間の駆除に関して言えば、魔物分の食料こそ必要だろうが資源は必要ないからな。



「でも人間が優勢になってからは捕獲した魔物を繁殖させて隷属化し、数が増えた分それを戦争の道具として利用しようとしたりと、中々厄介なことになってしまいましてね。」



 魔物の種をばら撒いて最初は良かったものの、後になって余計に首を絞める行為になってしまったって訳か。



「それで困っていた中、あなたという逸材を見つけてここに連れてきたわけですよ。それはそうとして、肉体の準備ができたわよ。」



 肉体ができたらしい。見た目は気になるが、恐らく大丈夫だろう。



「さてと。肉体は作れたので・・・最後にあなたに《能力(スキル)》を与えましょうか。」



 《能力(スキル)》?・・・・・なんだそれ?



「《能力》とはすなわち、人間と魔物の双方が最低でも1つ、最高で5つ所持している特殊な力、と言っておきましょう。」



 俺が困惑していると、女神が解説を入れてきた。

 さすがは魔法の存在する異世界といったところか、元の世界とは違ってファンタジーに富んでいるらしい。



「例えば、先ほど見せたゴブリンもそう。ゴブリンには『繁殖力強化』という能力を持ってるわ。これは同種族に限らず、他の様々な人間や魔物と性的に交わることで必ず自身の子種を孕ませれるという能力よ。」



 なんだその気味の悪い能力は・・・



「またゴブリンの場合、『繁殖力強化』の能力は最初から所持している先天的な能力だけど、後天的に得られるスキルもあるわ。たとえば、ゴブリンに限らず人や魔物が剣を持って修行したり戦闘経験を積めば、『剣術』というスキルを得られることもある。ちなみに、『剣術』は剣を用いた攻撃力を強化するスキルよ。」



 なんか、ゲームのような世界だな。まぁファンタジーな世界ってだけでも俺達からしたらゲームのような世界なんだが。

 


「それで本題に入るけど、あなたはどんな能力を希望する?」


「そうだな・・・とりあえず、格闘術の攻撃力を上げる感じのはあるか? あるならそれを優先的に入れて欲しい。」


「おっけ〜♪『格闘術』っていう、拳や脚での打撃技などの攻撃力を強化する能力があるからそれを入れるね♪ 他に何かある?」


「・・・無いな。あとは適当にしておいてくれ。」



 能力は何がいいのかって言われても分からん。能力にどんなやつがあるかさっぱりだし、知ってたとしてもどんな組み合わせがいいのかも知らん。



「じゃあ、こっちで能力は選んじゃうわね♪・・・・・どうせならめっちゃ強い組み合わせにしてやろっと。」



 おいあの女神最後にボソっと何かやばいの呟いた気がするぞ。

 そう心の中で突っ込んでいるうちに、早くも女神が能力を選び終えたようだ。

 


「はい選出完了〜♪ 選んだ能力はこれだ〜!」



 なにやら上機嫌で女神が選んだらしい能力を上のビジョンに映し出してきた。

 そのビジョンに映し出されたものは


___________________________


『格闘術』:拳や脚による攻撃の威力を上昇させる。


『次元歩行』:目に見える範囲のうち、任意の場へと一瞬で移動する。


『魔法破壊』:戦闘系能力に上乗せさせることで、相手の魔法を破壊して無効化する。任意で発動する。


『超速再生』:肉体が損傷した時に瞬時に再生させる。死んでいない限り肉体の再生が可能。任意で発動する。


『心眼鑑定』:対象物の情報を読み取る。人間や魔物などの能力や状態までも読み取ることもできる。任意で発動する。


___________________________



「・・・なんだこの字面だけでヤバイと思える能力は。」



どうやら俺は女神によって魔改造キャラにされるらしい。


よろしければ感想欄での感想やご指摘、⭐︎評価のほうをよろしくお願いします!

⭐︎評価が1でも喜ぶくらいに作者はピュアです()


プロローグは女神による各能力の軽い説明の後に転生を開始する予定なので、次でようやくプロローグが終わりそうですねぇ!


はい、頑張ります。

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― 新着の感想 ―
[一言] 思いつきそうで思いつかないダークな設定ですね。こもままダーク路線で行くのか改心して神様あたりに八つ当たりに行くのか?続きも楽しみに読ませて頂きます。
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