第1話 死んだ俺は神と出会う
初めまして。私はダキバのファンと申します。
これが初めての作品投稿であり、作品自体も続くかも分からないような感じになるかもですが、読者の方には温かい目で見てほしいです。
「ん…なんだ、ここは…」
俺、藤堂 明日楽は辺り一面真っ白な世界で目を覚ます。
「確か俺は……」
はっきりと覚えている。先程まで病室のベッドに横たわっていたこと、この先そう長くは生きられず、寿命が近づいていることも。
ここはどこだ?俺の身に何があったんだ?そう混乱していた時だった。
「お目覚めですか?」
不意に後ろから声をかけられて振り向くと、そこには絶世の美女と言える程の存在がいた。
「あなたは…誰だ?」
「そう警戒しなくてもいいんですよ♪ だって私、神ですから♪」
「…は?」
意味の分からないことを言う人だ。余計に警戒を強めていると
「ん〜、分かってくれませんか〜…それなら、これはどうですか?」
神と名乗る女が指を鳴らすと、その上にビジョンのようなものが展開された…そこには、病室で横たわっている俺、けたたましく鳴り響く医療機器、俺の周りで激しく動いて行動する看護婦や医師の人々がいた。
「これは今、あなたのいた世界で起こっていることですよ。他にも見せてあげましょうか?」
「いや…いい。」
そうか。俺は…死んだのか。
別に苦しくもない最期であったし、死んだという実感は沸かないが、本当に死んだのだろう。せめてやり残したこともなかったし…
いや、ある。やり残したことが。
しかし、これは人間としてやっていいことではない。私の理性が暴走しないように保っていた間に死んだのがまだ幸運だったのだろうか…
と考察していると、神が私に近づいてきた。
「あなたが今考えているやり残したこと、叶えさせてあげましょうか?」
にっこりと妖艶に微笑んでくる女神。ていうか、俺の考えを読むなよ…
「できるのか?…俺の欲望を叶えることが。」
「えぇ、できますよ。なのであなたには今から……
異世界に転生してもらいますね♪」
「…………はぁ?」
寒くなってきた今日この頃、布団から出られない日々が続いておりますね…
寒いっ!!!