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神々の力

俺の身体からまた2つの光が飛び出した。


精霊は俺の身体には3人しか居ないはずだが…。


女神アリスティーナ様と神様のエクシアバルバトスゼロ様だった。


女神アリスティーナ様は無情にも告げた。

「もうやめなさい真夏はすでに死んでいます。」


「ちょっと待ってくれ、真夏はまだ死んでない。」

俺は真夏に回復魔法をかけ続ける。


アリスティーナ様が俺にそっと触れ抱きしめてくれた。


俺は涙が溢れ出した。

「アリスティーナ様、真夏を真夏を蘇らせて下さい。」


「それは無理です。」


「エクシアバルバトスゼロ様、かっこよくズバっと復活させて下さい。」


「すまないそれは無理だ。

かっこ悪い神ですまない。」

よく見ると神様達も目に涙を溜めていた。


「ただ、私達も何も出来ないのに出てきた訳ではありません。」


アリスティーナ様は真夏の身体の傷を回復させ、空から光る何かを取り出してエクシアバルバトスゼロ様に渡した。


「まあ、そういう事になるか…。」


エクシアバルバトスゼロ様が説明してくれた。


光る何かは真夏の魂。

このまま魂と身体を天界に持って帰って復活させると。


「でもそれじゃあ…。」

これに精霊達が反対した。


ここと天界は神様でも滅多に移動出来ない。

天界で復活させても戻ってこれないのだ。

それでは生きたまま死んだ様なものだ。

もう2度と会えないのだ。


…。


1秒が無限に感じれる様な時が流れる。


今までの真夏との思い出が駆け巡る。


真夏は俺から離れたりなんか絶対しない。


そうだ俺と真夏は絶対離れたりしない。


「アリスティーナ様とエクシアバルバトスゼロ様はどうやって天界から降臨なされてるのですか?」


「実は膨大なエネルギーがあれば天界との行き来は可能です。」


精霊達が口を挟む。

「でも、イフリート様達四大精霊が集まって失敗したって…。」


「そうですね。

あの時はぜんぜんエネルギーが足りませんでした。

あの時の60倍は必要です。」


方法があるならないよりは全然マシだ。


「わかりました。

俺が絶対真夏を迎えに行きます。

それまで真夏をよろしくお願いします。」


「それでこそ私が認めた男です。

あなたに力を授けましょう。」


俺は身体の中のエネルギーの変化を感じた。


「試しに私にエネルギーを渡してみて下さい。」


アリスティーナ様の手と俺のエネルギーが糸の様に繋がった。


「これで離れた私とも話しが出来ます。さあ、真夏さんにもエネルギーを渡しといて下さい。」


俺は真夏にエネルギーを渡してエネルギーの糸を繋いだ。


「あっ俺も頼むわ。」

エクシアバルバトスゼロ様とも繋げる。


「じゃあ加護を敬愛にしとくね。」

俺はエクシアバルバトスゼロ様の敬愛を獲得した。


「では私達はそろそろ戻らないと天界でも復活が間に合わなくなるので行きます。

精霊達あなた達なら出来ます。

ちゃんと彼の言う事を聞いて頑張って下さい。

それからあなた様、アリスティーナはいつでもあなた様を見守っています。

早く真夏と私を迎えに来て下さいね。

ではさようなら。」


アリスティーナ様とエクシアバルバトスゼロ様は真夏の身体と魂を持って天界に帰っていった。


俺と精霊達は新たな目標胸に気持ちを新たにする。


そして俺は周りを見て唖然とした。


意識を失って倒れる者、泣きながらひざまづいてアリスティーナ様達が居た方を拝む者、腰が抜けて動けない者…。


リコが一番最初に俺達に話しかけてきた。

「説明して。」


精霊達は事態に気付いて俺の身体に逃げ込んだ。


「説明して。」


「人類初の4属性使いを見て、

人類初の魔法融合核の爆発を体験し、

それが今までただの同級生だと思っていた魔獣の真夏に止められ、

ただの同級生の俺の身体から精霊が三体も飛び出し、

ついでに俺の身体から神様まで2人出てきただけだぞ。

以上。」


「説明して。」


ここでジョンが気付いた。

「おい、いつのまにかワルサー達が逃げてやがる。」


ウインが続ける。

「それどころじゃない、一旦俺達も逃げるぞ。」


爆発の様子を見にきたドラゴンにウインが支持する。

「緊急事態だ俺達を連れて逃げろ。」


ドラゴンは俺と、ウイン、ジョン、シルク、リコを連れて飛んだ。


「逃げるたってどこに逃げるんだよ。」

「ギリス・チン・ウォッカニだとすぐバレちゃうわね。

とりあえずガガに来るといいわ。

城から少し離れた所に寺があるから、そこで話し合いましょう。」


ここで俺の左手が急に震え出した。


「ちょっとどさくさに紛れて変なとこ触らないでよ。」


「いや、手が勝手に震えるんだ。」


「おい、なんか手に付いてる魔力の糸が動いてるぞ。」


この糸は!


俺は魔力の糸にそっと触れた。


「あー、あー、聞こえる?

これ本当に聞こえてるの?

なんか間違えたかな?」


この声は真夏だ!


「おい真夏なのか?」

俺の心臓は今にも張り裂けそうな程どくどくと波打っていた。


「あっ、ロック聞こえてるの?

僕は真冬だよ。天界でなんとか復活したよ。」


「本当か…、本当に良かった。」

俺は耐えられずにみんなの前で泣き出した。


他の四人も目に涙を溜めている。


「あのね、アリスティーナ様に変わるね。」


「手短に今の状況を説明しますね。」

アリスティーナ様からの情報により5つの事がわかった。


1.まずワルサーは逃げ出してカクリカに向かっている。


2.世界各国はワルサーの国際指名手配とカクリカの魔法融合核の所持に対する抗議をはじめた。


3.残念ながらいい話ばかりではなくロック捕獲解剖計画も企ててられている。


4.ただ今のところアリスティーナの国に戦争を仕掛ける様子はなくロックを探す事を話しあっている。


5.ウインの判断が良かった様でウイン・ジョン・シルク・リコにも俺の居場所を知っている可能性があるとして捕獲して尋問する様に動き出している。



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