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4属性魔法と真夏の危機。

「そうかそうか、お前は水属性使いだったのか、惜しかったな俺に勝てたかもしれないのにな。」


「勝てたかもしれないだと、お前が魔力融合核なんか使わなければ無属性弾で勝ってたよ。」


ワルサーは俺の水属性魔法を見て、火属性の魔法を撃つのをやめて他の属性を増やした。


俺は他の属性を使うか迷っていると、ワルサーは突然真冬に向かって魔法を放った。


当然結界に当たり真冬には当たらないが俺をキレさせるには十分だった。


「お前の次は真冬をやってやるよ、仲良く天国で遊んでな。」


「黙れ。」


「その後はお前の国も滅ぼして征服してやるからな。」

「黙れと言ってるだろうが!」


俺は両手から4属性全ての魔法弾を放った。


ワルサーもジョン達も会場中の人々も驚く。


「俺の部屋で4属性使いと検査結果が出たが、まさか本当に4属性使いだったのか!」


「チンの9千年の歴史でも初めてアルよ。」


「長いギリスの歴史でも初だ。

リコは知っていたのかい?」


「私だって知らなかったわよ、お父様からは風と水属性2つって聞いてたわ。」


会場中の大騒ぎの中、俺は淡々とワルサーを追い詰めていく。


「四属性使いだとー!

だがまだだ、魔力融合核の魔力量には勝てない筈だぁああ。」

ワルサーは絶叫する。


俺は騒ぎに紛れて会場中の観客、結界を張る人々から少しずつエネルギーを吸収する。


当然ワルサーや自分の撃った魔法からは全力で吸収した。


「貴様いつまで魔力が持つんだ。

魔力融合核だぞ。

魔力融合核に勝てるわけがない。」


俺は魔力融合核からも吸収している。


「お前が魔力融合核なんて使い出した時からお前の負けは確定してたんだよ。

それから言っとくが真冬は俺より強いからな。

もし生き残っても手を出すな。」


俺は空中に飛ばして溜めている4属性弾を全てをワルサーに向かわせた。


属性魔法ではじめて必殺技を使ったのだ。


ワルサーが倒れる。


死体も残さず吹っ飛ばしたつもりだったが、

ワルサーはなんとか生きていた。


属性同士が干渉してしまい思ったほどの威力が出なかったのだ。


火と風属性で熱風とか、水と土属性で土砂とか色々試す必要がありそうだが俺は勝った。


勝者ロック選手ー!

皆様盛大な拍手を。


真冬が俺に抱きついてくる。

人化中は抱きつき禁止だと言ったのに今はいいだろう。


ジョン達も駆けつける。


「まさか4属性とはお前凄えな。」


「ギリスの伝統ある決闘を守ってくれてありがとう。今までで一番の決闘だったぞ。」


「さあ、今すぐチンと同盟するアル。

今すぐアル。」


「ちょっと私も入れて。」


「俺達も同盟するぜ。」


会場中の観客が見守る中、ギリス、チン、ウォッカニ、ガガ、アリスティーナで5カ国同盟が結ばれた。


「お前地獄の落とし穴と焼き殺しで有名なアリスティーナ出身だったのか。」


「いや、白大猪の焼肉で有名なアリスティーナな。」


「焼肉とギリスのビールは合うぞ。」


「料理はチンに任せるアル、食べ物の輸出入出来るアルヨ。」


「リコはゴークさんの娘だったのか、気づかなかった。」

「利子・ヒャックマンよ。

名前で気づかなかった?

真冬は気付いてたみたいだけど。

今日はお祝いに薄い白いミニスカート服を着てあげましょうか?」


「おいおい、冗談はやめてくれよ。」


「なんだそれ、俺達にも教えろよ。」


「アリスティーナ名物のエロ宴会よ。

アリスティーナの人々はロック以外もスケベの変態なのよ。」


「それいいな、ウォッカニの美女も用意するから早速やろうぜ。」


「だからアリスティーナの名物は焼肉だって。」


みんなで笑いあった。


会場の人々も祝福してくれて俺はこの学校に来て良かったと、もっともっとたくさんの国の生徒達とも仲良くしてみようと思っていた。


その時。


バリーン。


ワルサーが魔力融合核を割ったのだ。


その瞬間魔力が溢れ出し暴走する。


俺やジョン達はもちろん、カクリカやギリスの警備、会場の観客も全員で結界を張る。


暴走した魔力融合核はどんどん膨れ上がっていく。


抑えられない。


誰もがそう思った時、真冬が飛び出した。

真冬は人化を解いて獣に戻った。


みんな同盟したんだよね。

だったら群れの仲間だよね。

本当は僕真夏って言うんだよ。

僕はアリスティーナの群れのナンバー2。

群れのみんなは僕が守るから安心して。


「真夏やめろー!

いくら真夏でも無理だ!」

俺は嫌な予感がして叫ぶ。


真夏は暴走する魔力融合核に向かって歩いていく。


「真夏やめてくれー。

俺が群れのナンバー1だ。

俺が行く、だからやめてくれー!」


「僕はご主人様が大好きだから生きて欲しいな。

生きてたくさんの仲間作ってどんどん群れを大きくして欲しいの。」


「真夏やめろー!

俺が行く俺なら死なない。」


「駄目だよ、あんなの魂ごと吹っ飛んじゃうよ。」


「真夏ー!」


「ありがとうご主人様、大好きだよ。」


魔力融合核は真っ白に光ってもう何も見えなくなった。


爆発音が響きわたり、爆発の衝撃波、熱風が吹き荒れ目も開けていられなかった。


目を開けるとそこには真夏が倒れていた。


俺の身体から精霊のほのか・ふうか・すいかが一斉に飛び出し、真夏に回復魔法をかける。


俺は自分の回復は後にして、身体を引きずりながら真夏に近寄り回復魔法をかける。


会場の人々はなんとか無事だったらしく、ジョン達も怪我はしているが無事だった。


真夏のおかげで助かったのだ。


真夏だけだ。

倒れて動かないのは真夏だけだった。


「真夏、真夏、起きてくれ真夏。

頼むよ真夏、起きてくれよー。」


俺達は必死で真夏に回復魔法をかける。


その時だった。


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