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勉強会、魔法の基礎と精霊の新事実。

ギリスにある名門校セイントバーミリオンが俺が通う予定の学校だ。


ニカナーノと塚ちゃんの母校だそうだ。


今日から俺はギルドでニカナーノから授業を受ける事になっている。


今更だが俺が世間の常識を知らな過ぎるから、学校に入る前に勉強しておく事になった。


はっきり言っていやだ。


「ニカナーノ、俺ってそんなにバカか?」


「ちゃんとニカナーノ先生と呼びなさい。

言葉使いや学友との交流も大切な勉強なのです。

それに貴方はバカです。

間違いなくこのまま学校に通ったら死にます。」


「そんなにバカってはっきり言わなくても良いだろ、しかも死ぬって大げさな。」


「ではまず挨拶をしてみましょう。」


塚ちゃんが話かけてきた。

「ごきげんようはじめまして。

君が噂の転校生かい?」


「ああ、そうだ。

東の大陸のさらに東のにある、アリスティーナから来た、これでも一応国王だ。よろしく頼む。」


「失礼しました、国王様なのですね。

私の得意科目は魔法系です。

国王様は何属性の魔法をお使いになられるのですか?」


「俺は四属性全て使えるんだ。」


ニカナーノが呆れた顔で挨拶の練習を止めた。


「まず国王だと名乗らないで下さい。

小国の国王など、誘拐してくれと言ってる様なものです。

それから魔法の属性は隠して下さい。

四属性全て使えるなんて言ったら、間違いなく捕まって解剖されます。」


なるほど、スラム街で俺は金持ちだーって叫びながら歩いている様なものなのか。

それに魔法属性も隠すのか。

そういえば、昔アレックスに似たような事を言われた気がする。


「まずは設定を決めます。

バカにされる事も少なく安全な国王の六男を名乗って下さい。それから名前も決めましょう。」


そこからはじめるのか!


学生に求められる標準的コミュ力が高すぎる。


これはマジで大変だ。


「じゃあ名前は六男だし、ロックで。」


ニカナーノと塚ちゃんが呆れた様な顔をしたがまあいい、今日から俺はロックだ。


事件を防いだり学生が平等に過ごす為に、国も名乗らないのが普通らしい。


逆に国名を名乗ったり、属性魔法を使う生徒がいたら、間違いなく戦力の高い大国だから気をつけた方がいいそうだ。


「ちょっと待ってくれ。

魔法を使わないでどうやって魔法の授業を受けるんだ?実技はないのか?」


「無属性魔法だけを使って下さい。」


「無属性魔法?なにそれ?」


ニカナーノと塚ちゃんが呆れ返っている。


ニカナーノの手のひらから白く光る玉が飛び出した。


「これです。やってみて下さい。」


俺は手のひらに魔力を集めて集中する。

「はぁーぁぁあああ。」


で、出ない。


「僕出たよー。」


落ち込む俺の横で真夏は嬉しそうに魔法の玉で遊んでいる。


しかも真夏の玉はでかい、バランスボールくらいある。


という事は真夏は魔法が使えるのか、はじめて知った。


ニカナーノは俺の背中側に立ち、「魔法を強引に取り出します。少し痛いですが、感覚を覚えて下さい。」と言った。


ドンッ!


その瞬間俺の体を衝撃が駆け抜けた。

少しじゃないめちゃくちゃ痛い。


ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドドドド!


「ギャァァアアアアーーーー。」

俺は痛みに悲鳴をあげる。


「痛がってないで体に集中して下さい。

何かありませんか?」


確かに体の中に魔力の中心がある様な気がするがボヤけてよくわからない。


「そろそろ出ますよ。」


「アアアアーーー。」

ポポポポンッ。


俺の体から八個の玉が飛び出した。


黒い玉が3つ。

白、赤、緑、水色の玉が1つずつ。

無色透明の小さいビー玉見たいのが1つ。


ニカナーノと塚ちゃんがまた何か言いたそうな顔をしているが、俺は無視して玉を確認する。


白い玉には、何やら「カッコイイ神より」とサインペンで書いた様な文字があった。


ああ、なるほど。


黒い玉には、「女神より愛を込めて」と書いてあるのが2つ。


もう1つには「私の旦那様取るな!」と書いてある。


赤緑水色の玉には子供のおもちゃの様に汚い字でほのか、すいか、ふうかと書いてある。


小さいビー玉みたいなのには何も書いていなかった。


「とりあえず自分で取り出せる様になるまで繰り返しましょう。」


ドドドドドドドドッ!

「あぁぁぁあーーー。」

ドドドドドドドドッ!

「あぁぁぁあーーー。」


何故か少し嬉しそうな美人二人が交互に俺の玉を取り出してはしまう。


これはやばい。


何かに目覚めてしまう前に無属性魔法を使える様にならなければ。


俺はかつてないほど集中して頑張った。


俺はなんとか変な趣味に目覚める前に魔法の玉を取り出せる様になった。


今度はこれを飛ばしてぶつけたり、引き伸ばして盾にしたり、体の一部に戻して強化したりする。


色々試してみてわかったが属性魔法に比べて扱いやすく威力が低かった。

この魔法の塊に対して属性スキルを乗せる事により、威力がアップする。

授業ではこの無属性魔法使って練習し、後は各自個人練習で属性を乗せて練習するのだろう。


ある程度使いこなせる様になってきた頃、ほのか達が俺の所へ来て俺に入って行った。


なんだと!

どうなってるんだ?


おい、ほのかどうなってるんだ?


俺の胸からほのかの代わりにふうかが顔だけ出して言う。


「だって、私達のご主人でしょ。

今まで魔法が下手過ぎて、体に住めなかったんだよ。それじゃおやすみなさい。」


なんだと!

ここに来て新事実、精霊は契約主の体の中で生活する。


知らなかった。


確かにニカナーノの言う通り俺は少し勉強した方がいいかもしれない。


15話の誤字脱字を修正しました。

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