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混浴温泉と俺の闇。

国が近くにつれて俺は怖くなってきた。


キョトウでのアレックス吸収、ガガでの戦争回避全てうまくいった。


だが、俺は突然「国王を辞める。」と言って国を飛び出してきたのだ。


みんなからどう思われて居るのだろうか?


俺には真夏がいる。

もう昔みたいに一人にはならないだろう。


俺は怖い。


今より全然弱かった頃、一人になるのなんて全然平気だった。


今は当時よりは強くなっている筈だ。

なのに怖い。


なんなんだこの感情は?


俺の身体は強くなったのに、心はヘタレていたのだろうか。


怖い、怖い、怖い、怖い、怖い。


だんだん首都アリスの街が見えてきた。


俺がデッカーザッカーからもぎ取った戦車が、俺に向かって等間隔で並んでいる。


いつのまにか、きちんと整備され国のマークもプリントされている。


俺の知らない建物や街道もできていて、アリスの街とティーナの街を結ぶ川にもたくさんの船の往来があった。


「真夏やっぱり今日は帰ろうか。」

「今帰る途中でしょ。」

真夏は笑った。


「あっ、あのさ、俺、国を出発する時、国王を譲位するとか言ってきたじゃん?」

「僕は言ってないから繰り上げで僕が群れのトップになるのかな?三蔵さんが国王だから三蔵さんがトップになるのかな?」

真夏は久しぶりの帰国に楽しそうだった。


俺は不安でもっと真夏と話していたいのに、真夏はカンナ達と会話をはじめてしまった。楽しそうに街を説明しながら歩いている。


それはそうだ、本来俺よりカンナ達の方が不安な筈だ。


いきなり知らない他国に連れてこられて、ここで生活しろと言われているのだ。


真夏はいつも正しくていつも優しい。

会話する事によってカンナ達の不安をやわらげているのだ。


カンナは俺に言った。

「旦那、北側が山に囲まれてるし掘れば温泉が出るかもしれねえ。

旦那的には、ここはやっぱり混浴にしろってか。ハーッハハハハ、このエロたぬき。」


だっ誰か、カンナの事を心配した俺の気持ちを返してくれ…。


俺はなんか悔しくて少し意地悪する。

「もちろん混浴だ。

温泉ができたら初風呂は俺と真夏とカンナ達で盛大にこけら落としだ。

裸の付き合いと行こうぜ、これからもよろしくな。」


思ったより効果抜群で、カンナ達は顔を真っ赤にして視線を俺からそらす。

「おっおう、あたぼうよ…、初風呂はあたい達以外には譲らねえよな…、てやんでえ、バカやろ…。」

カンナ達の反応は俺の急所をとらえた。


そんなこんなでとうとう、ニカナーノ達が居るであろうギルドの建物の前に着いてしまった。


ニカナーノや三蔵達は俺をどう思っているのだろう?


俺は勇気を振り絞ってギルドの扉を開けた。


がらーーん。


ギルドには誰も居ないのかと思ったその瞬間!


なんか思ったよりサメ回の真夏が好評で嬉しかったです。


活動報告にも書いた通り約1冊分くらい書き溜まったので、誤字脱字の修正をはじめて行くのでしばらくの間、更新速度が落ちるかもしれません。

今まで読んでくださった方々に読み直しさせる様なストーリーの変更はありません。ご安心ください。

そんなに待たせないつもりですが、よろしかったらブックマークしてくださると嬉しいです。

2019年3月2日

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